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2025年01月08日 06時21分

星野源、新曲「Eureka」で描く現代の葛藤と成長

星野源、新曲「Eureka」で描く現代の葛藤と成長

音楽家で俳優の星野源さんが、新ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」の主題歌として新曲「Eureka」を書き下ろしました。このドラマは、作家・水谷緑さんの人気コミックエッセイを原作に、研修医として日々成長を続ける若月まどかの姿を描いた作品です。主演は芳根京子さんで、彼女の他にも鈴木伸之さんや高橋ひかるさん、大西流星さんといった豪華な顔ぶれが揃います。

星野源の4年ぶりのドラマ主題歌

星野源さんがTBS系ドラマの主題歌を手がけるのは、2021年の「着飾る恋には理由があって」以来、約4年ぶりとなります。再びドラマの世界に楽曲を提供することとなった背景には、星野さん自身の経験が大いに影響を与えているようです。彼は自身の26歳の頃を振り返り、「まどかのようにがむしゃらで、わからないことだらけでした」とコメントしています。

若き日は、彼にとってまだソロデビュー前の時期で、発表する予定もないままに作り貯めた楽曲には「わからない」という詞が繰り返し登場したといいます。そんな彼が今回手がけた「Eureka」は、まさにその「わからない」中での発見や成長をテーマにした楽曲です。

「Eureka」に込められた思い

「Eureka」というタイトルには、「わかった!」という意味が込められています。星野さんはこの言葉を通じて、まどかが抱える不安や葛藤、そして成長の瞬間を音楽で表現しようとしています。この楽曲は、聴く人々に温かさと強さを同時に感じさせるナンバーに仕上がっています。

まどかのように、日々の生活の中で何かを探し求める人々にとって、この楽曲は一つのガイドとなることでしょう。星野さんは、「今まで『わかった(Eureka)』ことってあったっけ」と問いかけることで、私たち自身の中にある未解決の問いや悩みを再認識させます。しかし同時に、その答えを見つけることができるのは、日々の小さな発見の積み重ねであると示唆しています。

ドラマと楽曲が描く令和の医療現場

ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」は、働き方改革によって変貌を遂げた令和の医療現場を舞台にしています。主人公のまどかは、仲間たちと共に試練に立ち向かいながら、自分自身の人生と向き合っていきます。このドラマは、現代社会における働き方や成長のあり方を問いかける内容となっており、星野さんの「Eureka」はそのテーマにぴったりと寄り添っています。

ドラマと楽曲のコラボレーションによって、視聴者はまどかの成長を共に体験し、彼女と同じように日常の中での発見を楽しむことができるでしょう。それは、星野さんが自身の過去と向き合い、今の自分を形作る経験を音楽に込めたからこその成果です。

TBS系ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」は、新しい年を迎えるにふさわしい、成長と発見の物語を私たちに届けてくれます。星野源さんの「Eureka」は、その旅路をさらに豊かに彩る存在となることでしょう。楽曲を通じて、私たちはまどかの物語だけでなく、自分自身の物語も再発見することができるかもしれません。

[山本 菜々子]

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