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2025年01月08日 08時20分

新ドラマ「プライベートバンカー」が金融の裏側を描く

新ドラマ「プライベートバンカー」が描く金融の裏側と人間模様

悪役コンビが魅せる緊張感溢れる演技

第1話の見どころのひとつは、袴田吉彦さんと要潤さんが演じる悪役コンビです。袴田さんは、銀行員・東堂誠也役で、金融知識がない人々を狙った投資詐欺を働く非道なキャラクターを熱演します。見た目の誠実さとは裏腹に、巧妙に人を陥れる姿が視聴者に強烈な印象を与えるでしょう。

一方、要潤さんが演じる宇佐美食研の社長・宇佐美卓也は、感情を持たない冷酷さで観る者を震えさせます。彼は東堂と共に、弱者を狙い撃ちにして利益をむさぼる悪党として登場します。この二人の対照的な悪役が織りなす緊張感は、ドラマの醍醐味の一つとなるでしょう。

富裕層の知られざる世界を描く

「プライベートバンカー」という職業は、普段あまり耳にしないかもしれませんが、実際には多くの富裕層が頼りにする存在です。彼らは投資や資産管理のプロフェッショナルとして、顧客の資産を守り増やすために日夜働いています。このドラマでは、そんなプライベートバンカーの知られざる日常と、彼らが直面する道徳的ジレンマを描き出します。

唐沢寿明さん演じる庵野は、天宮寺一族という資産家から依頼を受け、彼らの財産を守るためにあらゆる手段を駆使します。特に、資産7000億円を誇る大富豪・天宮寺丈洋が愛するだんご屋を救うために、庵野がどのような策を講じるのかが見どころです。

多彩なキャストが織り成す人間模様

このドラマには、山崎静代さんや井本彩花さんといった個性的なキャストが加わり、物語に深みを与えています。山崎さんが演じるのは、天宮寺丈洋が暮らす高級老人ホームの介護士。彼女の存在は、スリリングな物語の中で一服の清涼剤となるでしょう。

また、天宮寺家の家政婦役として出演する井本彩花さんは、特撮ドラマでの活躍を経て新たな一面を見せてくれます。彼女が演じるキャラクターは、天宮寺家の複雑な人間関係に翻弄されながらも、しっかりとした信念を持って立ち振る舞う姿が描かれます。

[田中 誠]

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