セレッソ大阪、アーサー・パパス体制で新たな船出
セレッソ大阪、アーサー・パパス新体制での出発
セレッソ大阪が、2025シーズンに向けて新たな一歩を踏み出しました。9日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた公開練習には、多くのサポーターが訪れ、チームの新たな船出を見守りました。前監督の小菊昭雄氏の退任に続き、新監督として迎えられたアーサー・パパス氏のもと、セレッソ大阪はどのように変化を遂げるのでしょうか。
新監督パパス氏のアプローチ
アーサー・パパス監督は、オーストラリア出身の指導者で、これまでアジア各国でのクラブやナショナルチームにおける経験を積んできました。彼のサッカー哲学は、緻密な戦術と選手個々のパフォーマンス向上に焦点を当てています。初日から彼の指導スタイルは明確で、選手たちは高い緊張感の中、約2時間に及ぶ練習に取り組みました。
元日本代表の香川真司選手は「新しい監督のもとで、非常に緊張感のあるスタートを切れた」と語り、パパス監督のサッカーに対する期待を表しました。「監督のやりたいサッカーを初日から感じることができた」とも述べ、これからの試合に向けた意欲を見せています。
新体制と新戦力
セレッソ大阪は、新たな選手として日本代表経験を持つ畠中槙之輔選手や、タイの強豪クラブBGパトゥム・ユナイテッドから加入したFWジャルンサック・ウォンコーン選手を迎え入れました。背番号「13」を背負うことになった中島元彦選手は、期限付き移籍からの復帰を果たし、攻撃陣の一角として期待されています。
新加入選手たちはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、チームに新鮮な風を吹き込むことでしょう。特に畠中選手は、ディフェンスラインでの安定感をもたらすことが期待されており、彼の存在がセレッソ大阪の守備力向上に寄与するかもしれません。
新シーズンへの期待と課題
セレッソ大阪は、選手層の入れ替わりが激しい中で、新シーズンに向けた準備を進めています。特に、チームの中核を担っていた清武弘嗣選手やレオ・セアラ選手がクラブを去ったことにより、新たなリーダーシップが求められています。
[佐藤 健一]