スポーツ
2025年01月11日 12時10分

共栄学園、19年ぶりの決勝進出へ!秋本美空が存在感を発揮

共栄学園、19年ぶりの決勝進出へ! リーダー秋本美空が見せた圧倒的な存在感

秋本美空、圧巻のパフォーマンスで試合を制圧

試合の立ち上がりから、秋本選手はその存在感を存分に発揮しました。第1セットでは、彼女のジャンプサーブが次々とポイントに結びつき、チームの勢いを引き出しました。身長184センチという高身長を活かしたスパイクは、相手ブロックをもろともせずにコートに突き刺さります。共栄学園がこのセットを25-17で制したのも、彼女の貢献が大きかったと言えます。

第2セットでは就実高校のエース、福村心優美選手がリードを奪い、セットを取り返す展開となりました。しかし、秋本選手はその後も冷静にプレーを続け、チームを再びリードへと導きました。特に、第3セットで見せた7連続得点は、彼女のスキルと精神力の高さを証明するものでした。このセットを25-21で取り、共栄学園は再びリードを奪いました。

母・大友愛さんの影響と共栄学園のチーム力

秋本選手のプレースタイルには、母親である大友愛さんの影響も見られます。大友さんはロンドン五輪で活躍し、その経験を娘に伝えてきました。秋本選手の高い技術と冷静な判断力は、まさに母の背中を見て育った証と言えるでしょう。

また、共栄学園全体のチーム力も見逃せません。秋本選手を中心に、中山楓選手や宇津木乃愛選手といった他のメンバーも要所要所でしっかりと力を発揮しています。特に、試合の終盤で見せた粘り強いディフェンスや連携プレーは、チームとしての成熟度を感じさせます。

決勝戦への期待と課題

19年ぶりに決勝へと駒を進めた共栄学園は、この勢いを保ちつつ、優勝を目指します。決勝で対戦するのは、昨夏の全国高校総体で優勝を果たした金蘭会か、強豪として名高い下北沢成徳。どちらも手強い相手ですが、共栄学園には秋本選手をはじめとする強力なメンバーが揃っています。特に、最終セットで見せたブロックの安定感は、決勝戦でも大きな武器となるでしょう。

しかし、チームがさらなる高みを目指すためには、細かいミスを減らすことが重要です。特に、接戦の場面でのサーブミスやポジションの乱れをどれだけ抑えられるかが、試合の勝敗を左右すると言えます。

[田中 誠]

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