スポーツ
2025年01月11日 17時10分

巨人の浅野翔吾選手、故郷高松市での自主トレに新たな決意を込める

巨人・浅野翔吾、故郷での自主トレに込める思いと挑戦

プロ野球の巨人軍に所属する若手外野手、浅野翔吾選手(20)が、この冬、故郷・高松市のレグザムスタジアムで自主トレーニングを公開しました。高校時代の思い出が詰まったこの球場で、彼は新たな決意を胸に、来季に向けての準備を進めています。浅野選手が目指すのは、単なる技術向上だけでなく、彼自身の成長とチームへの貢献、そして後輩たちへの優しさを示すことです。

思い出の地での挑戦

レグザムスタジアムは、高松商業高校出身の浅野選手にとって特別な場所です。彼は高校時代、この球場で甲子園出場を決める試合を戦い、多くの応援を受けてきました。「ここで応援されてやってきたので、思い出はたくさんあります」と語る彼にとって、この地での練習は、過去と現在を結びつける重要な意味を持っています。

浅野選手は、今年のテーマを「優」と定めました。「優勝したいというのは一番ありますし、後輩もできてくるので、優しく接してあげられればいいかなと思ってこの漢字にしました」と語り、彼が目指すのは、技術的な面だけでなく、チーム全体の調和と後輩育成にも力を入れることです。

自主トレを支える仲間たち

今回の自主トレーニングでは、浅野選手は2時間にわたりバッティング練習を行い、約500スイングをこなしました。この練習には、高松商時代の同級生や先輩たちが協力しており、彼らのサポートが浅野選手の充実したトレーニングを支えています。「球拾いや送球の相手など雑用をお願いしましたが、みんな快く協力してくれて、本当にありがたいです」と感謝の意を表しています。

また、昨年の秋季練習中には、阿部監督へ自主トレを単身で行いたいと相談し、監督からは「とにかく量をこなせ。迷ったらやれ」というアドバイスを受けたそうです。この言葉が、浅野選手の背中を押し、彼の練習に対する意欲を一層高めました。

地元でのさらなる飛躍に向けて

浅野選手は今後1~2週間、地元を拠点に練習を続ける予定です。「大学や仕事の合間を縫って協力してくれる仲間もいます。その恩返しは、今年1軍で活躍することだと思っていますので頑張ります」と述べ、彼の目標は明確です。故郷での鍛錬を通じて、さらなる飛躍を目指す彼は、地元のファンや仲間たちの期待を一身に背負い、プロの舞台での活躍を誓っています。

浅野選手が地元・高松での自主トレを通じて得たものは、技術的な向上だけではありません。彼は、故郷の地で多くの人々の支えを受け、感謝の気持ちを胸に抱きながら、チームの一員として、また一人の人間として成長を続けています。彼の今後の活躍が楽しみです。

[高橋 悠真]

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