エンタメ
2025年01月11日 18時10分
エドワード・ノートンが絶賛する『アプレンティス』、トランプ役に注目
エドワード・ノートンが称賛する『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
エドワード・ノートンは、映画の中でセバスチャン・スタンとジェレミー・ストロングが見せる演技に対し、非常に高い評価を寄せています。特に、セバスチャン・スタンが挑んだトランプ役は非常に難易度が高く、彼の演技が見る者を圧倒する出来栄えであると称賛しています。また、ジェレミー・ストロングが演じたロイ・コーンは、トランプとの複雑な関係性を見事に体現しており、その人間的な側面を引き出す演技力が光っているといいます。
映画業界に広がる『アプレンティス』の評判
『アプレンティス』が描くトランプの時代背景
『アプレンティス』が描くのは、ドナルド・トランプがビジネスマンとしての地位を築き上げていく過程であり、彼の人生に大きな影響を与えたロイ・コーンとの関係です。コーンは、マッカーシズムの時代に活躍した弁護士であり、トランプにとってはメンターであり、時に強力なアドバイザーでもありました。この関係性はトランプのビジネス手法や政治的スタンスに大きな影響を与えたとされており、映画はその複雑さを余すところなく描いています。
アリ・アッバシ監督は、こうした歴史的背景を丁寧に描きながら、トランプという人物の多面的な魅力や欠点に迫る構成を取っています。これにより、単なる伝記映画に留まらない、深みのある人間ドラマとして観客に訴えかける作品に仕上がっています。
[田中 誠]