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2025年01月13日 19時11分

吉野北人主演『遺書、公開。』舞台挨拶でのサプライズ降壇

吉野北人主演映画『遺書、公開。』の舞台挨拶での驚きの一幕

映画『遺書、公開。』の完成披露舞台挨拶が行われ、主演を務める吉野北人がまさかの途中降壇という一幕が展開されました。この映画は、陽東太郎の同名コミックを原作としており、鈴木おさむが脚本を手がけ、英勉が監督を務めるミステリーエンターテインメントです。物語の舞台は、序列が厳格に定められた高校のクラス「2年D組」で、序列1位の優等生の自殺をきっかけに、クラスメイトたちの本音が次第に明らかになっていくというものです。

序列をテーマにした舞台挨拶

この日の舞台挨拶は「序列つき完成披露舞台挨拶」と題され、映画のテーマにちなんで序列に基づいた挨拶が行われました。主演の吉野北人も「序列19位」として登場し、序列順にキャストが挨拶を行うというユニークな趣向が観客を楽しませました。吉野は、主演という立場にありながらも、映画全体を盛り上げるために他のキャストとの協力を大切にしている姿勢を見せました。「それぞれが主演と言えるくらいの見せ場がある」と語った吉野の言葉からは、作品にかける情熱と、他のキャストへのリスペクトが感じられます。

吉野北人、ゲームに敗れ途中降壇

舞台挨拶においては、映画にちなんだ「序列ゲーム」が行われ、その中で吉野がゲームに敗れて舞台を降りることになりました。この「序列ゲーム」は、ロシアンマイクルーレット形式で行われ、選ばれたマイクがオンになったキャストは、学生時代に一番恥ずかしかった出来事を告白した上で降壇するというものです。吉野は「英語のテストで3点を取った」というエピソードを披露し、笑顔で舞台裏に下がりました。観客や共演陣からは驚きの声が上がり、吉野が階段に座る様子がスクリーンに映し出されると、会場は笑いに包まれました。

若手俳優たちの緊張感ある現場

この映画には、吉野北人をはじめ、宮世琉弥、志田彩良、松井奏、高石あかり、堀未央奈といった若手有望株が多数出演しており、撮影現場は常に高い緊張感に包まれていました。吉野は「ものすごく緊張感のある現場だった」と語り、「本読みの段階から皆の本気度が伝わってきた」と振り返ります。それぞれが自分の役に全力で取り組む姿勢が、作品の完成度を高める一因となったことでしょう。

また、吉野は座長としてほぼ毎日コーヒーを差し入れるなど、チームをまとめる役割も果たしていました。志田彩良も大量の駄菓子を差し入れ、「駄菓子屋を開きたくて」と笑顔を見せるなど、キャスト同士の関係性も良好だったことがうかがえます。

映画『遺書、公開。』の魅力と期待

映画『遺書、公開。』は、クラスという閉鎖的な環境の中での人間関係や序列に対するプレッシャーを描きつつ、ミステリーとしての面白さも兼ね備えた作品です。主演の吉野北人を中心に、若手俳優たちがどのように物語を展開していくのか、観客の期待が高まります。

舞台挨拶での出来事は、吉野の自然体な魅力と、作品に対する真摯な姿勢を垣間見ることができる瞬間でした。映画の公開が近づく中で、この舞台挨拶のエピソードが話題を呼び、さらに多くの人々の関心を集めることでしょう。『遺書、公開。』がどのような反響を呼ぶのか、楽しみでなりません。

[佐藤 健一]

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