エンタメ
2025年01月13日 22時20分

ドーナツ・ピーナツが第十回上方漫才協会大賞を受賞、関西での存在感を示す

第十回上方漫才協会大賞、ドーナツ・ピーナツが大賞に輝く

大阪のなんばグランド花月で開催された「第十回上方漫才協会大賞」で、ドーナツ・ピーナツが見事に大賞を獲得しました。彼らは数々の実力派コンビを抑えての受賞となり、その存在感を改めて示しました。

ドーナツ・ピーナツは2015年に結成されたコンビで、ボケのピーナツとツッコミのドーナツが絶妙なコンビネーションを繰り広げます。二人はNSC東京校の出身ですが、関西を拠点に活動を続け、上方漫才の伝統を受け継ぎながらも、独自のスタイルを磨いてきました。彼らは昨年、福岡や愛知、東京、大阪で初の単独ツアーを成功させ、関西の情報番組でもレギュラーを務めるなど、幅広い活躍を見せています。

ドーナツ・ピーナツの受賞に込められた意味

今回の大賞受賞に際して、上方漫才協会会長の中田カウス氏は「見えない力が働いたのかな」と冗談を交えつつ、その選考理由を語りました。カウス氏は彼らの単独イベントを観覧し、観客からの好評を得たことに触れ、ドーナツ・ピーナツの持つ魅力を評価しました。受賞後の漫才では、「レンタルお母さん」を利用するという設定のネタを披露し、観客を沸かせました。

上方漫才協会大賞の意義と今後の展望

上方漫才協会大賞は、大阪を中心に若手芸人の育成とサポートを目的としたイベントで、今年で10回目を迎えました。これまでの受賞者には、アインシュタインや見取り図、ミルクボーイなど、今や全国区の人気を誇るコンビが名を連ねています。このような背景からも、今回の受賞はドーナツ・ピーナツにとって大きなステップとなることでしょう。

また、このイベントは単なる賞の授与にとどまらず、若手漫才師たちが切磋琢磨し合う場でもあります。今回の授賞式では、新人賞にジョックロックが選ばれ、特別賞には令和ロマンが輝きました。令和ロマンは「M-1グランプリ2024」で史上初の連覇を達成した実力派であり、彼らの存在も漫才界に新たな風を吹き込んでいます。

多様な賞の新設で広がる漫才の可能性

このように、多様な賞の新設は、漫才界全体の可能性を広げる一助となっています。漫才というジャンルが持つ多様性を再認識することで、今後もさまざまなスタイルの笑いが生まれてくることでしょう。

上方漫才協会大賞は、漫才師たちが自らの可能性を追求し、観客を楽しませ続けるための重要な舞台です。今回の受賞を機に、さらに多くの若手芸人が台頭し、新たな笑いの形が生まれてくることが期待されます。漫才界の未来はますます明るいものとなるでしょう。

[佐藤 健一]

タグ
#ドーナツピーナツ
#上方漫才
#笑い