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2025年01月15日 06時10分

菊池涼介、ゴールデングラブ賞再挑戦に意欲!守備の名手復活なるか

菊池涼介、ゴールデングラブ賞再奪取への決意

広島カープの菊池涼介内野手(34)は、静岡市のちゅ~るスタジアム清水で行われた自主トレーニングを公開し、再びゴールデングラブ賞を手にするための意気込みを示しました。彼は過去に10年連続でこの名誉を受賞していましたが、ここ2年はその座を譲り渡してしまっています。菊池はこの状況を打破し、再び栄光を掴むための準備を整えています。

自主トレーニングには、同僚の矢野雅哉内野手、佐藤啓介内野手をはじめ、阪神の熊谷や中日の田中、樋口といった若手選手たちも参加。菊池の指導を仰ぎながら、彼らもまた自身のスキルを磨いています。特に中日の田中幹也は、菊池から「捕球」と「送球」の技術を吸収し、ゴールデングラブ賞争いに名乗りを上げることを目指しています。

守備の名手としての復活を目指す

菊池は、過去の実績に甘んじることなく、守備と打撃の両面での向上を目指しています。昨シーズンは打率.241、9本塁打、38打点という成績に終わり、打撃面での課題を自ら認めています。しかし、昨年9月にスイングの感覚を取り戻し、その感覚を維持する努力を続けています。彼は「昨年9月の感覚が良かったので、今年の自主トレの入りはすごく良かった」と手応えを感じているようです。

菊池の目標は、単に個人の名誉を取り戻すことではなく、チーム全体を引っ張っていくこと。昨年12月の契約更改の際には、投手や若手選手への声かけを増やすことを明言し、リーダーシップを発揮する意志を示しました。彼は「ここ数年一歩引いていたけど、気になるところは言っていかないといけない」と、チーム内での存在感を再認識しています。

若手選手への影響力と指導

菊池の自主トレには、彼を慕う若手選手たちが多く参加しています。中日ドラゴンズの田中幹也や樋口正修もその一員で、彼らは菊池から守備の技術を学び、出場機会を増やすことを狙っています。田中は「捕球」と「送球」の基本動作を徹底的に磨き、ゴールデングラブ賞への道を切り開こうとしています。

菊池は、田中の守備について「すごく上手。だけど送球も含めてもったいないミスが出るイメージ」と指摘し、改善点を具体的に伝えています。彼は、基本動作の重要性を強調し、若手選手たちにとっても貴重な指導者としての役割を果たしています。

広がる影響と未来への期待

菊池涼介の影響力は、広島カープだけにとどまらず、プロ野球界全体にも広がっています。彼のような経験豊富な選手が若手を指導することで、リーグ全体のレベルが向上することが期待されています。特に、彼が持つ守備の技術や試合に対する姿勢は、多くの若手選手にとってお手本となっています。

[佐藤 健一]

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