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2025年01月15日 09時11分

堂安律、ブンデスリーガで初ゴールもフライブルクの苦戦続く

堂安律、ドイツでの新年初ゴールを飾るもフライブルクは苦戦続く

ドイツ・ブンデスリーガの第17節で、日本代表MFの堂安律が所属するフライブルクは、アイントラハト・フランクフルトとのアウェー戦に挑みました。堂安選手は前半37分に華麗なプレーで先制点を挙げ、今季6ゴール目をマーク。しかし、試合は1-4の大敗を喫し、堂安選手の活躍も空砲に終わりました。

堂安選手は右サイドで自らチャンスを作り出し、ゴール前へと素早く駆け込みました。MFレールの低く正確なクロスに対し、左足で冷静に合わせて先制ゴールを決めました。この得点は、昨年11月30日のボルシアMG戦以来のもので、チームにとって重要なスコアリングでした。しかし、その後の展開はフライブルクにとって厳しいものでした。

フライブルクの守備の脆弱性が露呈

フライブルクは、堂安選手の先制点で勢いに乗るかと思われましたが、守備の乱れが目立ちました。前半43分にコーナーキックから同点に追いつかれると、後半にはフランクフルトの鋭いカウンター攻撃に立て続けに失点。最終的に4失点を喫し、試合を通じて守備の不安定さが浮き彫りになりました。

この試合での守備の課題は、フライブルクにとってシーズン後半の最大の懸念材料となっています。特にセットプレーからの失点が多いことが、チームの課題として挙げられます。これに対処するためには、ディフェンスラインの連携強化と、試合中の集中力を高めることが必要です。

堂安律の個人パフォーマンスと今後の期待

個人としての堂安選手は、フル出場を果たし、チームの攻撃を牽引する存在感を示しました。彼のプレースタイルは、スピードとテクニックを駆使し、相手ディフェンスラインを揺さぶる力に長けています。今回の試合でも、その特長を存分に発揮しました。シーズン前半戦では、6ゴールを挙げ、チームの得点源としての役割を担っています。

堂安選手の活躍が続く限り、フライブルクは攻撃面での可能性を広げることができるでしょう。しかし、彼一人の力だけではチーム全体の成績を向上させることは難しいため、他の選手のサポートと連携も不可欠です。今後の試合では、堂安選手を中心とした攻撃陣の活躍と、守備の改善が鍵となるでしょう。

欧州サッカー界における日本選手の存在感

堂安選手を含む日本人選手の活躍は、欧州サッカー界で年々増加しています。同じくフランスでは伊東純也や中村敬斗がスタッド・ランスで、南野拓実がモナコでそれぞれのチームを牽引しています。これらの選手たちは、異なるリーグで経験を積み、日本代表としてのプレーにも大きな影響を与えています。

堂安選手のような選手たちが海外で成功を収めることで、日本サッカー全体の評価も高まりつつあります。彼らのプレーは国内の若い選手たちにとって大きな刺激となり、将来的な日本サッカーの発展にも寄与するでしょう。欧州での経験を糧に、さらに成長を続けることが期待されています。

[伊藤 彩花]

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