スポーツ
2025年01月16日 18時10分

大相撲初場所5日目:大関苦戦、照ノ富士休場で波乱続出

大相撲初場所の5日目が東京・両国国技館で開催され、期待を背負う多くの大関たちが苦戦する展開となりました。横綱昇進を目指す大関・豊昇龍、琴桜、大の里がそれぞれ敗北し、土俵に波乱が巻き起こっています。

豊昇龍の初黒星、横綱昇進の行方

大関・豊昇龍は、これまでの4勝を誇りながらも、5日目で西前頭2枚目の熱海富士に小手投げで敗れ、初黒星を喫しました。この敗北により、横綱昇進への道は一層厳しいものとなりました。豊昇龍はこれまでの取り組みで安定感を示してきただけに、今回は痛恨の一敗と言えるでしょう。

琴桜の4連敗、横綱昇進に暗雲

琴桜もまた、横綱昇進を目指していましたが、5日目に東前頭4枚目の正代に寄り倒され、4連敗を喫しました。今場所のスタートは良かったものの、その後の連敗で昇進は絶望的となりました。琴桜の戦いぶりは、今後の取り組みでどのように改善されるのか、ファンの間で大きな関心が寄せられています。

大相撲は、技術だけでなく心理的な要因も大きく影響するスポーツです。琴桜がこの苦境をどう乗り越えるのか、その成長が期待されます。

大の里の逆転負け、連敗の苦しみ

大関・大の里もまた、5日目で西前頭3枚目の王鵬に送り出されて敗れ、3敗目を喫しました。王鵬は土俵際での逆転勝ちを見せ、これで5連勝と絶好調を維持しています。大の里は連敗により苦しい状況に追い込まれていますが、ここからの巻き返しが期待されます。

大の里の試合には、技術と戦略が重要な役割を果たします。特に、土俵際での攻防は大相撲の魅力の一つであり、今後の取り組みでの改善が求められます。

照ノ富士の休場、横綱の不在

横綱・照ノ富士は、この日から休場となり、対戦相手の豪ノ山が不戦勝となりました。照ノ富士の不在により、今場所の大相撲はさらに混迷を深めています。照ノ富士は、2場所連続の全休明けでの出場でしたが、前日まで2勝2敗と不調が続いていました。

全勝を守る平幕力士たち

一方で、今場所の初場所で全勝を守っている力士には、王鵬、千代翔馬、玉鷲、金峰山の4人がいます。彼らの活躍は、大相撲界に新たな風を吹き込んでおり、平幕力士たちの可能性を示しています。

特に、王鵬は大関・大の里に勝利し、存在感を見せつけました。今後の取り組みで、これらの力士たちがどのように成績を伸ばすのかが注視されています。

[山本 菜々子]

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