阪神・前川右京、守備力向上へ！岡林勇希との合同自主トレ敢行

阪神・前川右京、守備力向上を目指し合同自主トレに挑む

阪神タイガースの前川右京外野手（21）が、地元の三重県津市にて中日ドラゴンズの岡林勇希外野手（22）、西武ライオンズの村田怜音内野手（23）と合同自主トレを公開しました。この自主トレーニングは、先日放送されたテレビ番組での共演をきっかけに始まったもので、特に岡林選手から守備の技術を学ぶことを目的としています。

前川選手は昨シーズン、116試合に出場しながらも、規定打席に達しないという課題を抱えていました。守備固めとしてベンチに下がることが多かったため、打撃だけでなく守備力の向上が自身の成長に不可欠と考えているようです。彼は「守備に重点を置いて、岡林さんにしっかり聞いて吸収したい」と意欲を示し、守備技術の向上に努めています。

岡林選手は、ゴールデングラブ賞を3年連続で受賞している名手であり、前川選手にとっては極めて貴重な学びの場です。岡林選手からのアドバイスにより、前川選手は打球のインパクト時のタイミングの合わせ方や、無駄なく動くこと、楽して取らないことを意識するようになりました。これにより、守備のスムーズさが向上し、打球の落下地点まで迅速に移動できるようになったといいます。

オフシーズンの充実と未来への展望

今回の自主トレーニングでは、守備だけでなく打撃の強化にも取り組んでいる前川選手。オフシーズン中に体重を3キロ増やしたことで、長打力の向上も期待されています。「今年は昨年以上に長打も増やしたい。課題を持ってやっている」と前川選手は語り、自信を深めています。

また、練習以外の時間も充実しているようです。前川選手は同期入団の中川選手、森木選手とともにユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）を訪れ、リフレッシュしたとのこと。「良いオフ期間を過ごせた」と笑顔で語る姿からは、心身ともに充実したオフを過ごしていることが伝わってきます。

前川選手は、今年の目標として「スタメンの試合数を増やし、一年間けがしない体作りを」と述べ、さらなる飛躍を目指しています。彼のこうした努力が実を結び、阪神タイガースの一翼を担う存在になることが期待されています。

［山本 菜々子］