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2025年01月18日 21時10分

川崎フロンターレ、新体制発表!長谷部監督が描く未来像

川崎フロンターレの新体制発表:長谷部監督が描く未来

川崎フロンターレは2025年シーズンの新体制を発表し、長谷部茂利監督が新たな指揮官として就任しました。長谷部監督は、4年ぶりのJリーグ制覇を目指すとともに、アジアの舞台でも頂点を狙う意欲を示しています。カルッツかわさきで行われたこの新体制発表会には、1300人を超えるサポーターが参加し、イベントは約3時間半にわたって盛り上がりを見せました。

新たな仲間とともに挑む2025年シーズン

川崎フロンターレの新体制は、監督の長谷部茂利氏を中心に、期限付き移籍から復帰したMF大関友翔やドイツ2部のマクデブルクから加入したFW伊藤達哉など、6人の新戦力を迎えてのスタートです。伊藤選手は「Jリーグ初挑戦だが、27歳なので言い訳するつもりはない。自分の武器を生かしてチームに貢献したい」と意気込みを語りました。一方、ユースから昇格したDF土屋櫂大選手は「いち早く川崎のピッチに立ち、『土屋がいれば失点しない』と安心できるような選手になりたい」と抱負を述べています。

長谷部監督は、イベントで「ドラゴンクエスト」の勇者のコスプレを披露し、サポーターから大きな歓声を浴びました。これは、監督としての新たな挑戦に対する意気込みを象徴するものであり、「一丸となって戦っていきたい」という彼の言葉にも表れています。

目標はJリーグ制覇とアジア王座

吉田明宏代表取締役社長は、今シーズンの目標として「Jリーグタイトル奪還、そしてアジア王座に就くこと」を掲げました。これは昨シーズンの結果を受けての高い目標設定であり、クラブ全体がこの目標に向かって団結している様子がうかがえます。竹内GMも「長谷部新監督のもと、AFCチャンピオンズリーグ、クラブの歴史を塗り替えたい」と語り、国内外でのタイトル獲得への強い意欲を見せました。

長谷部監督もまた、「達成が難しいことは重々承知していますが、それを実現できる選手、スタッフ、サポーターがそろっていると信じています」と力強く宣言しています。特にアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に対する熱い思いを語り、「このタイトルを取りたい」と、アジアでの頂点を目指す意欲を明確にしました。

新シーズンへの期待と課題

川崎フロンターレは、今シーズンの補強については、海外からの新加入選手である伊藤選手を除き、高校や大学からの選手が多く、Jリーグ未経験者が中心です。竹内GMは、移籍市場について「積極的に何か動くことは考えてはいない」としつつも、昨シーズン加入した選手たちのさらなる成長に期待を寄せています。

一方で、これからのシーズンに向けた課題としては、新加入選手たちのJリーグへの順応や、チームとしての連携強化が挙げられます。特に、国内外でのタイトル獲得を目指す中で、選手たちがどれだけ早くチームにフィットし、即戦力として活躍できるかが鍵となるでしょう。

[鈴木 美咲]

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