井ノ原快彦とSTARTO、能登復興に1億円寄付「WE ARE」でエール

井ノ原快彦とSTARTO社、能登の復興に1億円を寄付

2025年1月23日、石川県庁にてSTARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOである井ノ原快彦さんが馳浩石川県知事を表敬訪問し、能登半島地震と奥能登豪雨災害に対する義援金として1億円を寄付しました。この寄付金は、所属アーティストたちによるプロジェクト「STARTO for you」のチャリティーシングル「WE ARE」の収益から成り立っています。

井ノ原さんは、過去に後輩たちと一緒に珠洲市で炊き出しを行った経験を振り返り、「まだ寒かった3月頃、醤油ラーメンを作って提供しました」と述べ、能登の人々への思いを語りました。また、地震や豪雨災害からの復興状況について知事に確認し、「8割は復興している」との答えを得て、能登の魅力を全国に発信する意欲を示しました。

チャリティーシングル「WE ARE」の力

「WE ARE」は、NEWSやKAT-TUN、King & Prince、SixTONESなどの14組75名のアーティストが参加した楽曲で、困難な状況に立ち向かうすべての人々に向けたエールソングです。この曲は、「辛い困難はあるけれど明るい明日や未来に向かって突き進もう」というメッセージを込めて制作されました。

このようなプロジェクトの背景には、エンターテインメント業界が持つ影響力を活用し、地域社会の復興支援に寄与するという理念が存在します。音楽は人々の心をつなぎ、時には癒しや勇気を与える力を持っています。井ノ原さん自身も「WE ARE」を通じて、能登の皆さんの思いを全国へ紡いでいく決意を新たにしました。

復興への道のりと今後の展望

井ノ原さんが訪れた石川県は、北陸新幹線の開通によってアクセスが格段に向上し、観光地としての魅力も高まっています。しかし、地震や豪雨災害の被害を受けた地域では、依然として復興が続いています。知事は「ぜひ来て、見て、買って、能登の“まいもん”（うまいもの）を食べに来てください」と訪問を呼びかけ、地域の観光資源を活用した復興をアピールしました。

復興支援には、現地の経済を活性化させる取り組みも重要です。能登の特産品や観光スポットを全国に発信し、地域の魅力を再認識してもらうことで、観光客の増加や地元経済の活性化が期待されています。井ノ原さんの訪問を契機に、能登の魅力がより多くの人々に知られることが望まれます。

このように、井ノ原さんをはじめとするアーティストたちの活動は、被災地の復興支援だけでなく、地域の魅力を再発見するきっかけを提供しています。能登の美しい自然や豊かな文化が再び輝きを取り戻す日が来ることを、多くの人々が願っています。

［伊藤 彩花］