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2025年01月24日 06時20分

フジテレビ、揺れる内部:中居正広引退が引き金に

フジテレビ、揺れる内部:中居正広引退が引き金となった社員説明会の波紋

フジテレビの堤礼実アナウンサーがキャスターを務める「Live News α」では、同局の港浩一社長が主導した社員説明会が報じられました。この説明会は、中居正広さんの女性トラブルをきっかけに、同局が直面するガバナンス問題について議論する場となりました。特に、17日に行われた会見に対する批判が集中し、メディアや視聴者からの信頼回復が求められる状況です。

社員説明会の詳細と背景

説明会は午後5時30分から始まり、4時間半にわたって行われました。オンライン参加を含む全社員の9割以上、約1100人が出席し、フジテレビのガバナンスや記者会見のあり方について活発な意見交換が行われました。この中で、港社長は「一般感覚の著しい欠如があった」として謝罪し、社員からは上層部の総退陣を求める声が上がるなど、緊張感が漂いました。

フジテレビは過去にも内紛やガバナンス問題に直面しており、今回の説明会は一種の「総決起集会」となりました。日枝久氏を含めた経営陣の退陣を求める声には、会場から拍手が起こるなど、社内の不満は高まる一方です。

SMAP再結成への影響とファンの声

一方、中居正広さんの引退発表は、SMAPの再結成を望んでいたファンにとっても衝撃的な出来事でした。SMAPは、数々のヒット曲を世に送り出し、国民的アイドルとして広く認知されています。16年の解散後も、中居さんとの関係を保ち続けていた稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんは「言葉が見つかりません」とコメントし、盟友の突然の決断に戸惑いを見せています。

中居さん自身、過去に再結成の可能性について「0ではない」とコメントしていたこともあり、ファンの間での再結成への期待感は根強いものでした。しかし、今回の引退によりその道は一層険しくなったといえるでしょう。

フジテレビの今後とメディアの責任

フジテレビは、27日に予定されている記者会見で、これらの問題に対する具体的な対応策を示すことが求められています。第三者委員会の設置は、透明性を高めるための一歩ですが、根本的なガバナンスの改善が必要です。メディアとしての信頼回復には、今後の対応が鍵となるでしょう。

[佐藤 健一]

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