山﨑賢人と間宮祥太朗、映画「アンダーニンジャ」で10年ぶりの共演
映画「アンダーニンジャ」の初日舞台挨拶が都内で行われ、主演の山﨑賢人と共演の間宮祥太朗が約10年ぶりに顔を合わせました。二人が最後に共演したのは、2014年に放送されたドラマ「水球ヤンキース」で、その時からの友情が続いていることを示すかのような、和やかでリラックスした雰囲気が会場を包みました。この再会に特別な感慨を持ったのは彼らだけでなく、観客もまた同様だったようです。
「アンダーニンジャ」の魅力と期待
「アンダーニンジャ」は、現代社会に潜む忍者たちの物語を描いた花沢健吾の人気漫画を原作にしています。忍者といえば、歴史の中で密かに活動する影の存在として描かれることが多いですが、本作では現代に生きる彼らの生活や葛藤、そしてユーモアを交えた新しい忍者像を提示しています。この作品を監督するのは、数々のヒット作を手がける福田雄一監督。彼の独特なコメディセンスとアクションの融合が「アンダーニンジャ」の魅力を最大限に引き出しています。
キャスト陣の個性が光る
今回の舞台挨拶には、山﨑賢人や間宮祥太朗の他にも、浜辺美波、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、岡山天音といった豪華キャストが集結しました。それぞれが異なる個性を持ち、作品に深みを与えています。特に宮世琉弥は「透明人間になりたい」と語り、過去のオーディションでの経験をユーモラスに振り返りました。彼のユニークな視点が作品に新しい風を吹き込んでいます。
浜辺美波は「早駆けの術」を使ってみたいと述べ、日常生活での実用性をアピール。これに対して間宮祥太朗が選んだ「場所移動の術」は「それは魔法だ」と浜辺に指摘され、会場を笑いに包みました。こうしたキャスト陣の和気あいあいとしたやり取りが、映画の魅力をさらに引き立てています。
福田雄一監督の視点
福田雄一監督は、「アンダーニンジャ」の制作にあたり、原作の持つユーモアとシリアスさを巧みに融合させることを目指しました。彼の過去の作品である『銀魂』や『今日から俺は!!劇場版』と同様に、観客を引き込むストーリーテリングが期待されます。監督自身も山﨑賢人や間宮祥太朗の成長を見守ってきたと語り、彼らとの再会に感慨深い思いを抱いているようです。
福田監督はまた、現代社会における忍者の存在意義を問い直す作品として「アンダーニンジャ」を捉えています。忍者という伝統的なテーマに現代的なアレンジを加え、観客に新しい視点を提供することを狙っています。映画を通じて、忍者の魅力を再発見することができるでしょう。
映画「アンダーニンジャ」は、キャスト陣と監督の熱意が詰まった作品です。かつての共演を経て再会した山﨑賢人と間宮祥太朗のケミストリーが、スクリーンにどのように表現されるのか、多くのファンが期待を寄せています。忍者という古典的なテーマに新たな息を吹き込むこの映画は、観客を現代の忍者の世界へと引き込むことでしょう。
[山本 菜々子]