スポーツ
2025年01月25日 06時10分

井上尚弥、圧倒的勝利!キム・イェジュンの挑発を粉砕

井上尚弥の圧倒的勝利とキム・イェジュンの挑発の裏側

試合に至るまでの背景と急な対戦相手の変更

当初、井上の対戦相手として予定されていたのは、WBO・IBF世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)でした。しかし、彼の負傷により試合は急遽中止となり、わずか13日前にキム・イェジュンが代役として選ばれました。急な変更にも関わらず、井上は冷静に対処し、試合を見事に勝利で飾りました。この対応力こそが、井上をして“モンスター”と呼ばれる所以でしょう。

挑発の意図とその結末

試合中、キム・イェジュンは「来い!」と井上を挑発しました。この行動は、彼の戦略の一環であり、井上に近づかせてカウンターを狙う意図があったと説明されています。しかし、実際にはその計画は効果を発揮せず、逆に井上の強烈なパンチを引き出す結果となりました。試合後、キムは「井上選手が私の方に近づいてきた時にパンチをしたかった」と語り、その挑発が誤算であったことを認めています。

井上のパンチのスピードと強さは、キムにとって予想以上のものでした。彼は「研究した時よりも速くて強かった」と振り返り、自らの戦略が裏目に出たことを悔やんでいました。試合は、キムが3度目の挑発を行った直後に井上のワンツーを受け、ダウン。これが決定打となり、井上のKO勝ちに繋がりました。

井上尚弥の試合に対する国際的な反応

この試合は、米国のボクシングファンや専門家の間でも大きな話題となりました。ESPNの解説者である元世界2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏は、井上のパフォーマンスに驚嘆し、「オーマイガッシュ!」と叫びながらその強烈なパンチを称賛しました。また、米スポーツメディアでは井上のパンチの音が実況を上回るほどだったとして、その威力を伝えました。

特に、井上のフィニッシュに対しては、「なんという右パンチだ!」と、多くの専門家が驚きと感嘆の声を上げました。海外のボクシング専門誌やサイトでも、井上の勝利が報じられ、「対戦相手変更でも問題なしだ」との評価がなされました。

井上尚弥の次なるステージ

[松本 亮太]

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