経済
2024年11月29日 08時17分

古田敦也が新ビジネスで若手アスリートを支援!「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2024」開催

レジェンドアスリートが若手支援に立ち上がる:古田敦也氏の新たな挑戦

「球界のレジェンド」として知られる古田敦也氏が、アスリートの肖像権を活用した新たなビジネスモデルを通じて、若手アスリートの支援に取り組んでいる。スポーツ界での成功を基盤に、彼は新たなフィールドでの活躍を見せている。その背景には、若手アスリートが抱える数々の課題がある。

日本では、スポーツ選手が国際大会でメダルを獲得することが期待されるが、実際には多くの選手が経済的なサポート不足に苦しんでいる。古田氏が参加するこのビジネスは、こうした問題を解決しようとする試みの一つだ。企業が月額50万円を支払うことで、レジェンドアスリートの肖像を広告宣伝に利用でき、その収益の一部が若手アスリートの支援に充てられる。古田氏自身も「中小企業でも肖像を使用するスキームを考え出したのが今回の形」と説明しており、これは中小企業にとっても大きなメリットとなる。

若手アスリートが挑む「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2024」

このビジネスモデルの一環として、若手アスリートによるプレゼンテーション大会「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2024」が開催された。ここでは、世界に挑戦する8人の若いアスリートが今後の活動内容をアピールし、審査員には古田敦也氏をはじめとするレジェンドアスリートたちが名を連ねた。

大賞を受賞したのは、陸上競技の走り幅跳びで昨年日本ランキング1位の吉田弘道選手。彼は200万円の活動応援費を獲得したが、この賞金は前述のビジネスによって集められたものである。こうした大会を通じて、若手アスリートたちは自身の活動を広くアピールする機会を得ることができる。

このビジネスを手がけるアスリーボの金沢景敏社長は、「まずは5年後に500社、10年後に1000社を目指し、毎年6億円近くを未来のアスリートの活動費として届けられるようにしたい」と意気込みを語る。これにより、アスリート界のインフラとしての地位を確立し、持続可能な支援体制を築くことを目指している。

スポーツ界の活性化と国際的な舞台への挑戦

このような取り組みは、スポーツ界全体の活性化にも寄与するだろう。近年、日本のスポーツ界は国際的な舞台での活躍が増えている。11月9日に開幕した「第3回WBSCプレミア12」のオープニングラウンドでは、日本代表が4連勝を飾り、スーパーラウンドへの進出を決めた。このような国際大会での成功は、若手選手たちにとっても大きな励みとなる。

日本対ドミニカ共和国の試合は、テレビ朝日とPrime Videoで生中継され、解説には古田敦也氏をはじめ、松坂大輔氏、辻発彦氏、糸井嘉男氏といった著名な元選手が登場する。こうした国際的な舞台での解説活動も、古田氏がスポーツ界への貢献を続ける一環である。

まとめ

古田敦也氏が参加する新たなビジネスモデルは、若手アスリートの支援を目的としており、スポーツ界全体の活性化に繋がる可能性を秘めている。この取り組みは、経済的な課題を抱える多くの若手アスリートにとって一筋の光となるだろう。今後、こうした支援がどのように発展し、スポーツ界にどのような影響を及ぼすのか、注視していきたい。また、国際大会での日本代表の活躍も、若手選手たちの夢と希望を育む重要な要素であり、今後の展開が非常に楽しみである。スポーツ界における新たな動きがどのように進化し、多くのアスリートの未来を支えていくのか、期待と関心が高まる。

[伊藤 彩花]