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2024年11月29日 06時17分

香川照之が6役に挑戦!話題のサイコサスペンス『連続ドラマW 災』がWOWOWで2025年春に登場!

香川照之、6役に挑む!ドラマ『連続ドラマW 災』で見せる新たな顔

2025年春、俳優の香川照之が主演を務める新たなサイコサスペンスドラマ『連続ドラマW 災』がWOWOWで放送・配信されることが決定しました。香川にとっては、2022年の『六本木クラス』以来のドラマ出演となりますが、今回は一人で6役を演じるという挑戦的な役柄に挑むことから、既に大きな注目を集めています。

このドラマは、葛藤を抱えながら現代を生きる6人の無辜の登場人物が、それぞれの人生に舞い降りる「災い」に翻弄される姿を描くサイコサスペンスです。香川演じる「男」は、姿や口調、顔つき、性格、所作までも変えて、まったくの別人として6人の前に現れます。監督・脚本を務めるのは、監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗。彼らはこれまでにも短編映画『八芳園』や『どちらを』でカンヌ国際映画祭に招かれるなど、国際的に評価されている実力派です。

香川照之が演じる「男」の多面性

香川照之が演じる「男」がどのような存在であるのかは、現時点では謎に包まれています。「災い」をもたらす存在として、彼が6人にどのように接触するのか、その過程でどのような変貌を遂げるのかは、ドラマのキーとなる要素です。香川自身も「この人間の裏にどんな過去が潜んでいるのか」と語っており、その深みのある演技に期待が高まります。

香川のコメントにもあるように、脚本は「仄暗い陰と濃密な湿度が練り込まれた」もの。その行間には、各キャラクターの過去や背景が垣間見える瞬間が盛り込まれており、視聴者はそれを読み解く楽しみがあります。香川が6人の異なる人格をどのように演じ分けるのか、彼の演技力が試される場面が多くなりそうです。

監督集団「5月」との再タッグ

監督を務める関友太郎と平瀬謙太朗は、香川と以前に『宮松と山下』でタッグを組んだ経験を持ち、その際の成功が今回のプロジェクトにつながっています。『宮松と山下』は国際映画祭で高い評価を受け、彼らのクリエイティブな才能が国内外で認められました。今回のドラマでは、さらにその想像力を駆使し、観る者を引き込む独特な世界観を作り上げることが期待されています。

関監督は「6人の香川さんの姿が脳裏に焼きついている」と語り、平瀬監督も「目に見えぬ恐怖を今までにない形で表現しようとした」と語っています。彼らの手によって、視覚的にも心理的にもインパクトの強い作品に仕上がることは間違いないでしょう。

「災い」の象徴としてのドラマ

『連続ドラマW 災』では、「災い」というテーマが重要な役割を担います。平瀬監督が語るように、「災い」は意味も前触れもなく襲いかかり、我々の人生を一変させる力を持っています。この普遍的なテーマは、現代社会に生きる我々にとっても非常に身近で、共感を呼ぶ要素となるでしょう。

このドラマを通じて、視聴者は「災い」とは何か、それにどう立ち向かうべきかを考える機会を得ることができます。香川照之という名優が演じることで、このテーマがどのように具現化されるのか、その結末に期待が集まります。

まとめとして、『連続ドラマW 災』は、香川照之の新たな一面を引き出す挑戦的なプロジェクトであり、監督集団「5月」との再タッグによって、視覚的にも内容的にも深みのある作品に仕上がることが予想されます。2025年春の放送に向け、視聴者の期待は高まるばかりです。香川の多才さを存分に味わいながら、彼の演技が織りなす「災い」の物語を楽しみに待ちましょう。

[鈴木 美咲]