スポーツ
2024年12月02日 06時50分

ソフトバンク新星!村上泰斗「山本由伸2世」誕生か?!

新たなエース誕生への期待:ソフトバンクのドラフト1位、村上泰斗選手の挑戦

福岡ソフトバンクホークスが新たな希望として迎え入れたのは、兵庫県神戸弘陵高の村上泰斗投手(17)です。彼は契約金8000万円、年俸800万円という条件で入団し、その才能豊かな右腕に「山本由伸2世」という異名が早くも付けられています。プロ野球界の未来を担うこの若き投手は、奪三振王と沢村賞の獲得を目指すと力強く宣言しました。

最速153キロ、夢は「火の玉ストレート」

村上投手は、最速153キロの直球を武器としています。その回転数はプロ野球の平均を上回り、福山アマスカウトチーフからも「体ができてきて、平均球速が150キロほどになれば、2軍じゃ誰も打てなくなる」との太鼓判を押されています。彼の理想とする投球スタイルは、阪神の新監督である藤川球児氏が現役時代に見せた「火の玉ストレート」。この直球を目指し、村上投手は日々のトレーニングに励んでいます。

高校では2年春からエースとして活躍し、3年夏の兵庫大会では惜しくも3回戦敗退となりましたが、その実力は多くのスカウトの目を引きました。中学時代は控えの捕手として過ごした彼が、投手へと転向したのは高校から。短期間での急成長は、彼の底知れないポテンシャルを示しています。

「由伸ロード」を歩むために

村上投手が目指すのは、現ドジャースの山本由伸選手のような、スーパーエースとしての道。山本選手はオリックス時代に高卒1年目からプロ初勝利を飾り、3年目には先発で最優秀防御率を獲得するなど、着実にステップアップしてきました。村上選手もその「由伸ロード」を目標に掲げ、まずは体作りに専念する方針です。

「シーズン最後の方に1軍で投げられるような体づくりができれば」と語る村上投手は、リリーフから先発へとステップアップする計画を立てています。彼の目標は奪三振王と沢村賞。しかし彼の最終的な夢は、メジャーリーグで活躍し、日本代表として日の丸のユニフォームを着ることです。

特別育成プログラムで未来を担う

ソフトバンクは、村上投手に対して特別育成プログラムを用意しています。これは、昨年同様にドラフト1位で指名された前田悠選手と同様のプログラムで、村上投手の成長を最大限にサポートするものです。球団の施設を活用し、最新のトレーニング機器を使用することで、彼は自身の能力をさらに高めることに意欲を燃やしています。

「もつ鍋とラーメンを食べたい」という福岡の地に対するささやかな楽しみを抱えつつ、村上投手は日本を代表する投手へと成長することを目指しています。その道のりは決して平坦ではありませんが、彼の持つ情熱と才能は、ファンのみならず球界全体の期待を背負っています。

新世代の到来を告げる若き力

村上泰斗という名の若き投手は、ソフトバンクホークスにとって大きな期待を背負った存在です。彼の成長が、日本プロ野球界に新たな風を吹き込み、さらには国際舞台での活躍へと繋がることを期待せずにはいられません。未来のエースとして、彼の一挙手一投足が注目される中、村上投手がどのようにその才能を開花させていくのか、目が離せません。

[高橋 悠真]