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2024年12月02日 19時30分

ロングコートダディ、M-1グランプリ2024で劇的復活!ワイルドカードで新たな挑戦へ

ロングコートダディ、ワイルドカードで再び舞台へ:M-1グランプリ2024の波乱と期待

漫才の最高峰を決める「M-1グランプリ2024」において、ロングコートダディがワイルドカード枠で劇的な復活を果たしました。漫才コンビとして最後のチャンスとなる年に、一度は準々決勝で敗退した彼らが再び準決勝に進出することになり、その背景には熱いドラマが広がっています。

ワイルドカードの真髄:視聴者の支持と期待の高まり

ワイルドカード制度は、準々決勝で敗退したコンビの中から、視聴者の投票により最も面白いと評価された1組が復活するというものです。この制度は2015年に導入され、過去にはダブルヒガシや金属バットといった実力派が準決勝に駒を進めましたが、決勝進出を果たした例はありません。

ロングコートダディは、2021年と2022年に決勝進出を果たし、特に2022年には3位という高い評価を得ています。にもかかわらず、今年は準々決勝で敗退という結果に。しかし、視聴者の支持を集め、ワイルドカードでの復活を果たしました。この結果を受け、ファンの間では「彼らならやってくれるはず」という期待が再び高まっています。

激戦の背景:猛者たちの中で掴んだ栄光

今年の準々決勝には、過去に決勝進出経験を持つミキやくらげ、さらには人気漫才師EXITや四千頭身といった強豪が集結していました。彼らを押しのけてロングコートダディが選ばれたことは、彼らの漫才の魅力がいかに多くの人々に響いたかの証です。

特に、SNSで話題となったラパルフェの完コピネタや、注目を集めたネコニスズといった新鋭たちの中で、ロングコートダディが勝ち残った背景には、彼らの漫才が持つ独自の世界観と完成度があると考えられます。堂前透と兎の掛け合いは、観客をその場に引き込む力を持ち、時に笑いを、時に感動を与えます。

ラストイヤーに賭ける想い:ロングコートダディの挑戦

M-1グランプリは結成15年以内のコンビに限られるため、今年がロングコートダディにとってラストイヤーです。彼らにとって、このグランプリは漫才師人生の集大成とも言える大舞台。堂前は「もし(ワイルドカードで)復活したらいいネタ作るで」「絶対決勝狙いに行く」と宣言し、静かに闘志を燃やしています。

彼らの過去の成功に加え、今回のワイルドカードでの復活は、一度の失敗で終わらせないという強い意志の表れです。彼らの漫才は、緻密に計算されたボケとツッコミの流れが特徴で、観客を飽きさせない展開を見せます。そのスタイルが、視聴者の心を掴み、ワイルドカードという難関を突破する原動力となりました。

M-1グランプリ2024準決勝:期待の膨らむ舞台

準決勝は12月5日に東京のNEW PIER HALLで開催され、決勝進出者の発表は同日午後9時30分からTVerでライブ配信されます。司会は昨年に引き続き、マヂカルラブリーが担当。彼らの軽妙なトークが、準決勝の緊張感を和らげることでしょう。

今年の準決勝進出者は、ロングコートダディを含む31組。真空ジェシカ、マユリカ、トム・ブラウンといった実力派のほか、オズワルドやインディアンスといった個性派が揃っています。彼らと共に繰り広げられる熱い戦いは、漫才ファンにとって見逃せないものとなるでしょう。

ロングコートダディが今回の挑戦でどのような笑いを披露し、どのように観客を魅了するのか。その結果は、M-1グランプリの歴史に新たな1ページを刻むことになるかもしれません。彼らの挑戦は、漫才師としての限界を試し、そして突破するための壮大な冒険のようです。今後の展開に期待が高まります。

[佐藤 健一]