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2024年12月03日 12時20分

CoinDesk JAPANが切り開くWeb3とデジタル証券の未来!東南アジアの可能性を探る

Web3とデジタル証券が描く未来図――CoinDesk JAPANの革新と東南アジアの可能性

2024年、デジタルの風が吹き荒れる中、CoinDesk JAPANを運営するN.Avenueは、Web3とデジタル証券の世界に新たな地平を切り開こうとしています。その中心には、「Web3・ブロックチェーン 企業向け研修プログラム」と「デジタル証券フォーラム2024」があります。これらは、未来のビジネスの在り方を変革する可能性を秘めています。

Web3研修でリスキリングの波を起こす

N.Avenueの「Web3・ブロックチェーン 企業向け研修プログラム」は、企業にとっての救世主として登場しました。今や企業は、Web3やブロックチェーン技術の理解を深めることが不可欠です。このプログラムは、基礎から実践的な事例分析までを段階的に学べる内容で、企業ニーズに応じた専門知識を柔軟に提供します。料金もリスキリング支援助成金によって中小企業では実質3万円、大企業では4.8万円と、財布に優しい設定です。

この研修は、単なる技術教育に留まらず、Web3のビジネス応用時の課題解決や、業界別ユースケース分析を通じて、企業が直面する現実的な問題に応えることを目指しています。まるでデジタル時代の道しるべとなるようなこの研修は、企業が未来の市場競争に備えるための鍵となるでしょう。

デジタル証券フォーラムが示す未来の投資戦略

2024年12月、N.Avenueと日本経済新聞社が共催する「デジタル証券フォーラム2024」は、セキュリティ・トークン(ST)の未来を語る絶好の場となります。ST市場は、2020年の法制化以降、急成長を遂げていますが、さらなる拡大のためには税制改正や新たな制度整備が求められています。

東海東京証券の武井氏は、同社が地域特性を活かしたST案件を成功させてきたことを語り、今後も新たなアセットを活用したSTの開発や販売網の拡充を計画しています。ST市場の成長には、単に技術革新だけでなく、投資家にとって魅力的な商品提供が不可欠です。

東南アジアのトークン経済圏――巨大市場の魅力

N.Avenueが展開する「N.Avenue club」では、東南アジア市場の可能性にスポットライトを当てています。ASEAN諸国は、約7億人の人口を抱える魅力的な市場であり、特にWeb3分野での成長が期待されています。ゲームやフィンテックの分野でのユーザーの多さ、エンジニアの豊富さが、世界中の起業家や投資家を引き寄せています。

ラウンドテーブルで登壇したアバランチのローラ・グエン氏は、東南アジア市場が多くのユースケースを提供する理由として、若年層の多さやモバイル普及率の高さを挙げました。ベトナム市場のクリプト普及率や政府の理解も、同地域の魅力を増しています。

さらに、シンガポールを拠点とする弁護士の森和孝氏や、Slash Fintech limitedの佐藤伸介氏が登壇し、東南アジアでのクリプト関連ビジネスの動向や市場の特徴を解説しました。彼らの話からは、企業がどのように規制と市場ニーズを巧妙に使い分けているかが浮き彫りになりました。

N.Avenueの取り組みは、ただの教育や市場開拓に留まらず、デジタル経済の未来を創造するための大きな一歩です。Web3とデジタル証券の革新が、日本企業だけでなく、アジア全体の経済発展に寄与する可能性を秘めています。果たして、この流れがどのように展開し、私たちの生活をどのように変えていくのか。未来は、今まさに動き出しています。

[田中 誠]