経済
2024年12月05日 11時51分

スバル「クロストレック」ストロングハイブリッド発表!次世代SUVが魅せる新境地

スバル「クロストレック」ストロングハイブリッド: 次世代SUVの新たな一歩

スバルが新たに発表した「クロストレック」ストロングハイブリッドモデルは、その名前にふさわしく、次世代のSUVとしての進化を象徴しています。2024年12月5日、スバルはこの新モデルを市場に投入し、従来のクロストレックのラインナップに最上級モデルとして位置づけました。この新しいクロストレックは、コンパクトなボディに本格的なSUV性能を備えたクロスオーバーSUVで、都市の道路からアウトドアシーンまで幅広く活用できる多用途性を実現しています。

ストロングハイブリッド: 力強さとエコの両立

今回のクロストレックは、スバル初のストロングハイブリッドを搭載しています。このハイブリッドシステムは、シリーズ・パラレル方式を採用し、エンジンとモーターを効率よく使い分けることで、走行性能と環境性能を高次元で両立しています。新開発の水平対向2.5リッターエンジンは、最高出力160PSを発揮し、幅広い走行シーンでのパフォーマンスをサポートします。一方で、119.6PSの駆動用モーターがメインで走行を担い、必要に応じてエンジンがサポートするという、まさに二人三脚のような協調プレーを見せます。

このハイブリッドシステムの心臓部には新規開発のトランスアクスルがあり、駆動用と発電用の2つのモーターを含む複雑なメカニズムがひとつにまとめられています。この設計はスバルの独自技術であるシンメトリカルAWDを継承し、あらゆる路面での安定性を提供します。これにより、スバルファンが期待するオフロード走行性能も健在です。

エクステリアとインテリア: 洗練されたデザイン

見た目の部分では、クロストレックはラギッドでスポーティなデザインを特徴としています。18インチのアルミホイールにはダークメタリック塗装と切削光輝が施され、上質さを感じさせます。インテリアにもこだわりが見られ、ブレイズガンメタリックのアクセントが施されたデザインは、乗る人にプレミアムな感覚をもたらします。

グレードは「プレミアムS:HEV」と「プレミアムS:HEV EX」の2種類が用意され、上級のEXモデルには、12.3インチのフル液晶メーターや、最新の運転支援システム「アイサイトX」が標準装備されています。このシステムは、渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシストなど、現代のドライバーが求める快適さと安全性を提供します。

未来を見据えた環境性能と経済性

クロストレックのストロングハイブリッドモデルは、燃料効率の面でも大きな進歩を遂げています。燃料タンクの容量が63リッターに拡大され、燃費性能は18.9km/L(WLTCモード)と、マイルドハイブリッドモデルよりも約18%向上しています。これにより、ワンタンクでの航続距離は1000kmを超え、長距離ドライブも安心です。

これらの性能向上は、パワーコントロールユニットの配置変更や、軽量で長寿命のリチウムイオンバッテリーの採用によって実現されています。バッテリーは荷室フロア下に格納されており、スペースを有効に活用することで、荷室容量を確保しつつ燃費性能を最大限に引き出しています。

走行性能と快適性の追求

ストロングハイブリッド化による重量増加に対応すべく、クロストレックのサスペンションも専用にセッティングされています。リアダンパーロッドの延長や、チェックバルブスプリングの追加によって、よりしなやかな乗り心地を実現し、車両の揺れを低減しています。また、ブレーキシステムも、回生ブレーキとメカニカルブレーキが協調制御され、自然なブレーキフィールを提供します。

このように、スバル「クロストレック」ストロングハイブリッドは、環境性能と走行性能を高次元で両立させ、さらに洗練されたデザインと快適性を兼ね備えたモデルとして、SUV市場に新たな風を吹き込みます。スバルの技術革新が生み出したこの一台は、まさに未来への道を切り開く存在となるでしょう。

[山本 菜々子]

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