経済
2024年12月06日 08時11分

女子プロゴルフ界の新星!竹田麗央のブレイクスルーと未来のヒロインたち

女子プロゴルフ界に新たな風を:竹田麗央のブレイクスルーと未来のニューヒロインたち

竹田の進化は数値にも現れている。彼女の平均パット数は昨年の35位から3位へと躍進し、平均ストロークも16位から2位に押し上げた。ドライビングディスタンスでは、昨年の2位から今年は1位となり、263.19ヤードを記録。まさに、ドライバーとパターで稼ぎ出したマネーと言える。この飛躍は、彼女自身の努力はもちろん、ゴルフというスポーツが持つ奥深さを改めて感じさせる。

しかし、竹田のように成功を収める選手は一握りであることも事実。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロ登録者は1000人を超えるが、ツアーに出場できるのは2割強。さらに、出場できたとしても予選落ちすると賞金はない。そのため、選手たちは賞金だけでなく、スポンサーや契約金などのサポートによって活動を維持している。ゴルフは華やかなイメージがあるが、その裏には厳しい現実があるのだ。

とはいえ、プロ1年目から結果を出す選手も少なくない。過去には神谷そら、岩井千怜、川崎春花、そして渋野日向子といった選手がルーキーイヤーに優勝を果たし、翌年のシード権を手にしている。しかし今年は、8年ぶりにルーキーイヤーでの優勝者がいなかった。このことは、女子ゴルフ界にとって一つのターニングポイントとなるのかもしれない。

また、8月30日から開催された「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」では、13歳のアマチュア選手、須藤弥勒が出場し、若手の台頭を感じさせた。彼女は惜しくも予選落ちとなったが、その挑戦は次世代の可能性を示唆している。ゴルフ界には新しい風が吹き込んでおり、それは若手選手たちの活躍によってさらに加速するだろう。

[伊藤 彩花]

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