有吉弘行、紅白司会で新境地!父親としての誇りと音楽の力
有吉弘行、紅白司会の舞台裏で見せる新たな一面
有吉弘行の新たなステージ
「1回きりだろうと思っていたんですけど、2回目ということで、棚から牡丹餅です」と語る有吉弘行は、今年も紅白の司会に挑む。彼はこれまでのキャリアを振り返り、自分の肩書きに対する不満を漏らしていた。「ヒッチハイク」「一発屋」「毒舌」といったレッテルがついて回ったが、紅白の司会という肩書きは彼に新しい誇りをもたらした。
有吉は今年、初めて父親として紅白を迎える。「ほぼ意識はないでしょうけど、我が子にも見てほしい」と笑いながら語る彼の姿には、父親としての誇りと喜びがにじんでいる。子供の成長と共に、自身のキャリアも新たなステージへと進化していることを実感しているようだ。
新たな挑戦者たちと音楽の力
今年の紅白では、初出場となるアーティストが10組も名を連ねる。ILLIT、tuki.、ME:I、Omoinotake、Creepy Nuts、こっちのけんと、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオンといった顔ぶれが、それぞれの個性を活かして新たな音楽の風を吹き込むことだろう。特に、氷川きよしが紅白の枠を超えて特別企画で出場することは、多くのファンにとって朗報だ。
有吉が語るように、音楽の力は子育てにも通じるものがある。「おかあさんといっしょ」の『からだ☆ダンダン』を通じて、歌の力が子育ての一助となることを実感しているという。音楽はただの娯楽に留まらず、日常の中で人生の節目を彩る存在である。紅白歌合戦という舞台で、彼らが届ける歌が視聴者にどのような影響を与えるのか、楽しみでならない。
司会者たちの化学反応
今年の紅白司会を務める4人の顔ぶれは、まさにバラエティ豊かだ。橋本環奈は3年連続3回目の司会を務めるが、彼女が語る「紅白の時期になったんだな」という言葉には、毎年この時期に与えられる特別な役割に対する責任感が感じられる。伊藤沙莉は初めての司会にもかかわらず、意欲的に「楽しい気持ちになるような空気感を出したい」と意気込んでいる。
鈴木奈穂子アナウンサーにとっても初めての挑戦だが、「4人で息を合わせて、素敵な大みそかにしたい」と力強い言葉で意気込みを語る。4人の息がぴったり合ったタイトルコールの撮影が既に行われたというエピソードからも、その団結力が伺える。
お互いの印象についても、橋本が語る「有吉さんはずっとニコニコされているイメージ」といった暖かいコメントや、伊藤が感じる「環奈ちゃんは本当にかわいいな」という親しみやすさが見て取れる。そんな中、有吉は「2人ともどんなに忙しくてもお酒はしっかり飲む印象」という、彼らしいユーモアも忘れない。
紅白歌合戦がもたらすもの
2024年は自然災害や猛暑といった困難があった年だったが、紅白歌合戦はそうした一年の締めくくりとして、多くの人々にとって希望の象徴となるだろう。橋本が語るように、「音楽に救われることってたくさんある」ことを、多くの視聴者が感じることになるに違いない。
今年の紅白のテーマ「あなたへの歌」は、まさにそれぞれの視聴者に向けたメッセージであり、時代や国境を越えて多くの人々に届くことを目指している。有吉、橋本、伊藤、鈴木アナの4人が織りなす司会は、そんなメッセージを最大限に引き出す架け橋となるだろう。紅白歌合戦が、どのようにして日本中の心を暖めるのか、その瞬間が待ち遠しい。
[高橋 悠真]