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2024年12月06日 20時12分

Cwondoとuku kasaiが描く音楽の新風景!リスナーを誘う冒険の旅へ

音楽の旅が描く、Cwondoとuku kasaiの新たな風景

音楽の世界は、まるで見知らぬ都市の地図のように広がり続けています。そして、その地図に新たなマーカーを打ち込んでいるのがCwondoとuku kasaiです。彼らはそれぞれの旅路をたどりながら、独自の音楽の風景を描き出しています。

Cwondoは、ロックバンドNo Busesのギター&ボーカルを務める近藤大彗のソロプロジェクトとして、音楽の地平線を拡げ続けています。彼の最新アルバム『Memoride 1』は、12月20日にリリース予定で、すでに収録曲「Wan!」のミュージックビデオも公開されています。このアルバムは、記憶と記録、思い出をテーマにしており、まるで音楽で作られたアルバムが一冊のフォトアルバムであるかのようです。

Cwondo自身の言葉によると、彼のクリエイティブプロセスは非常にユニークです。電車の中でインスピレーションを受け、その場で曲を作り始めることもあるというのだから、彼の楽曲はまるで日常の中に潜む非日常を切り取ったスナップショットのようです。「Wan!」はそんな電車の中で生まれた曲で、そのイントロには犬の鳴き声がリズムを刻むという遊び心が詰まっています。電車という日常的な空間で、非日常的な音楽のアイデアを生み出す彼のセンスは、まさに彼の音楽の最大の魅力かもしれません。

一方、uku kasaiはエレクトロニックポップの領域で新たな実験を続けています。彼の2ndアルバム『Lula』は、11月13日に配信リリースされました。彼の音楽は、クラブと部屋という異なる世界の引力の間で揺れ動きながら生まれた作品集です。このアルバムでは、匿名的なサンプリング素材と手弾きのフレーズを組み合わせることで、彼自身の音楽の形を確かめるという探求の旅を続けています。

Cwondoとuku kasai、彼らの音楽は異なるジャンルに根ざしているものの、どちらも音楽を通じて自己表現を追求し、リスナーに新たな視点を提供しています。Cwondoは記憶と日常の中から音楽を編み出し、uku kasaiはクラブと私的空間の間で揺れ動く音楽を創り出します。彼らの音楽は、まるで異なる道を歩む旅人が、同じ目的地を目指すかのように、音楽という共通の地図の中で交差しています。

この音楽の地図は、聴く者にとっても新たな冒険の始まりとなるでしょう。彼らが生み出す音楽がどのようにリスナーの心に響き、どんな記憶を刻むのか。それはまさに、リスナー自身の音楽の地図を広げることに他なりません。音楽が私たちに与えるものは、単なるメロディーやリズムだけではなく、それを通じて感じる感情や思い出、そして新たな発見です。Cwondoとuku kasaiは、その発見の旅を私たちに提供し続けています。彼らの次なる作品がどのような地図を描くのか、今から楽しみでなりません。

[松本 亮太]

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