ジェイ・Zとディディが揺れる音楽業界!訴訟問題の背後に迫る影
音楽業界の巨星に降りかかる暗雲:ジェイ・Zとディディの訴訟問題を巡る騒動
ジェイ・Zの全面否定と彼の反論
ジェイ・Zは、疑惑を完全否定し、自らのレーベルであるロック・ネイションの公式アカウントで声明を発表した。彼はこの訴訟を「脅迫」と位置付け、「未成年者への犯罪行為は刑務所行きに値する」と語り、民事訴訟ではなく刑事告訴を求めるべきだと主張した。このような疑惑が浮上するたびに、彼の家族、特に妻ビヨンセや子どもたちに対して説明を迫られることが、彼にとって最大の心の傷であると述べている。
しかし、ジェイ・Zの否定にもかかわらず、彼の過去の交友関係や業界内での影響力が疑惑を増幅させている。彼は音楽プロデューサーとしての実績を持ち、数々のアーティストと親交を深めてきたが、その中には、未成年への性的虐待で有罪判決を受けたR・ケリーや、悪名高いジェフリー・エプスタインらも含まれている。これらの関係が、彼を「黒幕的存在」としての疑惑の的にしている。
ディディとの関係と業界内の反応
ディディは、ジェイ・Zと長年の友人であり、音楽業界での共通の目標を持つ仲間であった。しかし、ディディが性的人身売買の容疑で逮捕されたことで、彼らの関係にも疑問符がつき始めた。ディディの逮捕後、被害者の弁護士であるトニー・バズビー氏は、「この件に関与したセレブリティたちの長いリスト」を持っていると公表し、ジェイ・Zの名前もその一部である可能性が浮上した。
業界内からの別の告発:M.I.Aの証言
訴訟の中で浮上した別の問題は、シンガーのM.I.Aによる告発である。彼女は、ジェイ・Zが自分に整形手術を勧めたと主張している。インスタグラムのエンタメアカウントに投稿された動画で、彼女は「ジェイ・Zが私に言ったのは整形手術を受けろということだった」と語り、彼が女性アーティストに対してどのように接しているかを示唆した。
この告発に対してジェイ・Zはコメントしていないが、もし彼女の主張が事実であれば、同様の経験をした女性たちが他にもいる可能性がある。音楽業界は、見た目に対するプレッシャーや性別による差別が多く存在する世界であり、M.I.Aの告発はその一端を示している。
[山本 菜々子]