エンタメ
2024年12月11日 07時11分

秦基博が奏でる感動の旋律!映画「35年目のラブレター」公開中

秦基博が紡ぐ、心に響く主題歌 映画「35年目のラブレター」

映画「35年目のラブレター」は、実話をもとにした感動的なストーリーを描いた作品であり、秦基博がこの映画のために書き下ろした主題歌「ずっと作りかけのラブソング」は、その物語をより一層引き立てます。この映画は、戦時中に生まれた西畑保が、読み書きができないまま大人になり、最愛の妻・皎子への感謝を手紙で伝えるために奮闘する姿を描きます。保を演じるのは笑福亭鶴瓶、皎子を原田知世が演じ、若かりし日の夫婦を重岡大毅と上白石萌音が演じるという豪華なキャスト陣が揃っています。

読み書きを超えた愛の表現

映画の中で西畑保は、文字を習得するために夜間中学に通い始めます。これは単なる文字の学びではなく、愛を表現するための新たな挑戦です。読み書きができないことを涙ながらに告白する若い頃の保の姿と、それを支える皎子の姿は、多くの観客の心を打つことでしょう。この物語は、言葉にできない思いをどのように伝えるかという、普遍的なテーマに対する一つの答えを提示しています。

この映画の監督である塚本連平は、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」や「舟を編む~わたし、辞書つくります~」といった作品でも知られ、日常の中に潜むドラマを巧みに描くことに長けています。彼の手によって描かれる西畑夫婦の物語は、観る者に深い感動を与えることでしょう。

秦基博の音楽と映画のシンクロ

秦基博は、この映画のために脚本を読み込み、主人公の西畑保が手紙を書き直す度に変わっていく気持ちに、自身の音楽制作の過程を重ね合わせました。「ずっと作りかけのラブソング」は、そのような彼の思いを形にした楽曲であり、映画の中で重要な役割を果たします。彼のコメントにもあるように、楽曲制作と主人公の手紙を書く姿勢には共通する部分があり、それが彼の音楽に新たな深みを与えています。

映画の中で、特に秦が心を動かされたのは、若かりし保が皎子に初めてお寿司を振る舞うシーンです。字が書ける・書けないという問題を超えて、気持ちや想いが料理を通じて伝わる様子は、音楽や映画の力と通じるものがあります。秦の楽曲は、まさにそのような無言のコミュニケーションを補完し、観客の心に響くものとなっています。

記憶に残るキャストの熱演

本作品には、笑福亭鶴瓶や原田知世といった名優たちが出演しています。鶴瓶の温かみのある演技は、観客に西畑保の苦悩と愛情をリアルに伝え、原田の演じる皎子の優しさは、物語の基盤をしっかりと支えています。さらに、重岡大毅と上白石萌音による若い頃の夫婦の描写は、観る者に青春の瑞々しさと切なさを思い起こさせます。

この映画は、映画館での体験を特別なものとするために、Pontaパス会員には割引料金での鑑賞が可能となっています。これは、より多くの人々に映画を楽しんでもらうための取り組みの一環であり、映画館での鑑賞体験をより身近なものにしています。

忘れられないラブレターの物語

「35年目のラブレター」は、言葉を超えた愛の形を描く感動作です。秦基博の主題歌とともに、観客を心温まる旅へと誘います。映画を観た後、あなたも誰かに手紙を書きたくなるかもしれません。それが愛の表現であれ、感謝の気持ちであれ、言葉にすることで新たな発見があるのかもしれません。映画館に足を運び、この特別な物語を体験してみてはいかがでしょうか。

[高橋 悠真]

タグ
#ラブレター
#映画
#秦基博