WINNERのミノ、服務怠慢疑惑で警察調査へ – K-POP界に波紋
WINNERのミノ、服務怠慢疑惑で警察の調査が始まる
K-POP界のスターであるWINNERのソン・ミノが、社会服務要員としての勤務態度に関する疑惑を受けて、韓国警察の調査対象となっている。ミノは、2022年3月に社会服務要員として兵役を開始し、12月23日に召集解除が予定されている。しかし、この直前に彼の出勤不正が噂され、麻浦警察署が立件前調査に乗り出した。
この問題は、芸能メディアのディスパッチがミノの勤務態度に疑問を呈したことに端を発する。彼が社会服務要員として配属された公共施設での出勤状況が不透明で、10月には海外旅行へ行ったという報道が波紋を呼んでいる。この状況に対し、所属事務所のYGエンターテインメントは、ミノの病気休暇は服務前からの治療の延長であると主張し、すべての休暇は規定に沿ったものであると説明している。
アイドルと兵役、韓国特有のジレンマ
一方で、社会服務要員としての代替服務は、現役兵とは異なる形での兵役義務を果たす方法であり、芸能活動との両立が可能である。しかし、ミノのようにその勤務態度が疑われると、芸能界でのイメージが損なわれるリスクも伴う。
兵役と健康問題の狭間で
ミノは以前からパニック障害などの精神健康問題を抱えていることを公にしており、彼の健康状態が服務怠慢疑惑の背景にあるとの見方もある。精神健康問題は、ストレスの多い芸能界で働くアーティストにとってはよくある課題であり、これが兵役義務との両立をさらに難しくする要因となることがある。
韓国では、精神健康問題に対する理解が進んでおり、兵役義務を果たす際にも配慮が求められる。しかし、それが勤務怠慢と見なされるケースでは、社会的な批判を免れないこともある。ミノの事例は、健康問題と兵役義務を巡る韓国社会の複雑な状況を浮き彫りにしている。
芸能界の光と影
WINNERのメンバーたちは、それぞれが異なる形で兵役義務を果たしているが、彼らのキャリアは兵役を経てもなお輝きを放ち続けている。カン・スンユンは、俳優としても活動し、ソロアーティストとしても成功を収めている。彼のような成功例は、兵役を終えた後の芸能活動への希望を示している。
しかし、ミノのように疑惑が浮上するケースは、アイドルのキャリアやイメージに影響を与える可能性がある。ファンは彼の健康状態を心配しつつも、事実関係の解明を待ち望んでいる。
[山本 菜々子]