河村勇輝、Gリーグで存在感を爆発させ27得点!NBA幹部集結の舞台で鮮烈なアピール
NBAグリズリーズ傘下のメンフィス・ハッスルでプレーする河村勇輝(23)が、12月19日(日本時間20日)、フロリダ州オーランドで開催されたGリーグ・ウィンターショーケースにてウィンディシティ・ブルズ戦に先発出場。渡米後最多となる27得点に加え、6アシスト、5リバウンドを記録し、存在感を爆発させました。この試合は、NBA全30チームのGMや幹部が一堂に会するスカウティングイベントで、選手にとっては将来の可能性を証明する絶好の機会でした。
ウィンターショーケースとは?
Gリーグ・ウィンターショーケースは、毎年シーズン中に開催される特別イベントで、NBA全30チームのGMやスカウト、幹部が参加します。選手にとっては、自身の能力をNBA関係者に直接アピールできる貴重な舞台であり、NBA昇格や契約を勝ち取るための重要なステップとなります。
今年のウィンターショーケースも例年同様に注目を集め、各チームの選手たちは全力でアピールを展開。河村にとっても、この試合は大きな意味を持つ挑戦の場でした。
序盤から圧巻のパフォーマンス
試合開始直後から、河村は攻守両面で躍動しました。試合開始20秒、左サイドから鋭いドライブインを仕掛け、フリースローライン付近でターンアラウンドジャンプシュートを成功させ、チームの初得点を記録。その後も正確なシュートと華麗なアシストを次々と決め、第1Qだけで10得点2アシストをマークしました。この間、シュートは5本すべて成功という完璧なパフォーマンスで、チームに勢いをもたらしました。
#河村勇輝 本日はハッスルで出場🏀
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試合中盤も攻撃の中心に
第2Qでは、スティールから速攻でレイアップシュートを決めるなど、守備でも存在感を発揮。さらに3Pシュートの試投は精度を欠いたものの、ドライブやプルアップシュートで着実に得点を積み重ね、前半終了時点でチーム最多となる12得点を記録しました。
後半も、河村の勢いは止まりません。第3Qでは、華麗なアシストやバンクショットでリズムを作り、残り4分にはハーフライン付近からのアリウープパスで味方の得点を演出。このプレーに対して、米実況席は「OH MY GOODNESS!」と興奮を隠せず、河村の存在感が試合全体に広がりました。
最終クォーターで存在感を締めくくる
第4Qに入っても、河村は攻撃の手を緩めませんでした。スティールからの速攻で3点プレーを決めるなど、最後まで攻守両面で活躍。最終的に27得点6アシスト5リバウンドというスタッツを残し、NBA昇格を目指すためのインパクトを十分に与える結果となりました。
今後への期待
この試合での活躍は、河村がNBA選手としてのポテンシャルを十分に示した証拠です。Gリーグでの平均成績は、出場時間やアシスト数で安定感を見せる一方、シュート成功率に課題があるとされていました。しかし、この日の試合ではその弱点を補うパフォーマンスを披露し、改めて能力の高さを証明しました。
NBA幹部たちの前で圧倒的な存在感を示した河村勇輝。この日のパフォーマンスが彼のキャリアにどう影響するのか、今後の動向に注目が集まります。
[山本 菜々子]