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2024年12月20日 21時22分

秦 基博とリサ・ローブ、新曲「Into the Blue」で国境を越えた音楽の旅

秦 基博とリサ・ローブの新たな音の旅「Into the Blue」

音楽という普遍の言語の中で、アーティスト同士の化学反応が新たな感動を生み出す瞬間があります。日本のシンガーソングライター秦 基博と、アメリカのシンガーソングライターリサ・ローブがコラボレーションした楽曲「Into the Blue」は、まさにそんな瞬間の結晶です。2024年11月20日にリリースされたコラボレーションアルバム『HATA EXPO -The Collaboration Album-』に収録されたこの曲は、まるで青空の下で深呼吸するような爽やかさと、90年代のリサ・ローブを彷彿とさせるアコースティックサウンドが特徴です。

音楽のルーツと新しい挑戦

秦 基博が初めて購入した洋楽CDがリサ・ローブの作品だったというのは、彼の音楽的ルーツがどこにあるのかを示す興味深いエピソードです。リサ・ローブの音楽は、90年代のアメリカン・ソフトロックの象徴的な存在であり、その透明感あるボーカルとシンプルながらも心に響くメロディは、多くのファンを魅了してきました。そんな彼女と共に作り上げた「Into the Blue」は、秦が自身のルーツを再確認し、そこから新たな挑戦を始めるための一歩として位置づけられるでしょう。

リサ・ローブが日本のアーティストとコラボレーションを行うというのも、新鮮な試みです。彼女の音楽が持つ普遍的な魅力と、秦の日本特有の繊細な感性が交わることで、国境を越えた音楽の新しい可能性を感じさせます。

ドキュメントMVに見る創作の過程

「Into the Blue」のミュージックビデオは、東京でのレコーディング風景をドキュメンタリータッチで捉えています。この映像は、まるで楽曲の背後にあるストーリーをそっと覗き見るような感覚を与えます。スタジオでの和やかな雰囲気や、二人のアーティストが互いに影響を与え合いながら創作を進めていく様子は、音楽の持つ力を改めて感じさせます。

こうした映像作品を通じて、リスナーは単なる楽曲としてではなく、より深く「Into the Blue」を楽しむことができます。音楽は時に言葉以上のものを伝えますが、ビジュアルと共に体験することで、その深さはさらに増すのです。

音楽と詩の力を再確認する時間

12月22日に放送される『この歌詞が刺さった!グッとフレーズSP』では、秦 基博が自身のクリスマスソング「聖なる夜の贈り物」の制作秘話を明かします。忙しい日々の中でのすれ違いをテーマにしたこの曲は、CMソングとしても親しまれており、リスナーの日常にそっと寄り添う存在です。このように、歌詞が持つ力を掘り下げる番組は、音楽がどのようにしてリスナーの心に響くのか、そのメカニズムを探る貴重な機会です。

一方で、一青窈の「ハナミズキ」や高橋優の「福笑い」といった名曲の背景には、それぞれのアーティストが経験した特別な瞬間や感情が詰まっています。これらの楽曲が多くの人々の心に刺さる理由は、単にメロディの美しさだけでなく、歌詞に込められた真摯なメッセージがあるからこそです。

秦やリサのように、アーティストは常に新しい音楽を生み出すために、過去の経験や影響を糧にしながら前進し続けます。その旅路には、多くのリスナーが共感し、共に歩んでいるのです。音楽は時間を超え、人と人を繋ぐ力を持っています。そして、それはどんな時代でも変わらない真実なのかもしれません。

[鈴木 美咲]

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