スポーツ
2024年12月21日 14時11分

帝京大学、慶應義塾大学を圧倒し4強進出 ラグビー全国大学選手権で快進撃

帝京大学、圧倒的なパフォーマンスで慶應義塾大学を下し4強進出

ラグビー全国大学選手権の準々決勝が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、3連覇中の帝京大学が慶應義塾大学を73-24で破り、見事4強進出を果たしました。試合は冒頭から帝京大の強さが際立ち、慶應大を圧倒する形で進行しました。帝京大の選手たちは、まるで優雅に舞うバレエのダンサーのように、フィールド上で自在に動き回り、合計11トライを奪う圧巻のパフォーマンスを見せました。

試合の流れを決めた帝京の攻撃力

試合開始からわずか5分、帝京大のNo.8グアイニ優人選手が敵陣22メートル内でトライを決め、早々にリードを奪いました。このトライは、まるで最初の一手で相手の王を追い詰めるチェスの名手のような鮮やかなものでした。続く12分、WTB日隈太陽選手が追加トライを挙げ、帝京大はさらに勢いを増します。慶應大も反撃を試みるものの、帝京大のモールはまるで鉄壁の城壁のように崩れることはありませんでした。

慶應大は21分に一矢報いる形でCTB今野椋平選手がトライを決め、7-24と追いかけます。しかし、帝京はすぐに反撃し、34分にはフランカー青木恵斗キャプテンがトライを奪い、前半だけで6トライを達成する圧倒的な力を見せつけました。

後半も止まらない帝京の猛攻

後半に入っても帝京大の勢いは止まらず、6分と14分に再び日隈選手がトライを決め、ハットトリックを達成しました。その後も攻撃の手を緩めることなく、ロックの本橋拓馬選手などが次々とトライを重ね、慶應大をさらに引き離しました。まるで嵐の中で灯台を目指す船のごとく、慶應大は懸命に抵抗しましたが、帝京大の攻撃はことごとく波のように押し寄せ、慶應大の防御を打ち破りました。

対する慶應大も、38分にフッカー中山大暉選手がトライを決め、意地を見せました。しかし、帝京大の攻撃力に押され、最終的なスコアは73-24と大差がつきました。

帝京大の強さの背景にあるもの

帝京大の圧倒的な強さの背景には、選手一人ひとりの卓越したスキルと、しっかりとしたチームワークがあると言えるでしょう。選手たちはまるで歯車が噛み合うように動き、各自の役割を完璧にこなしています。また、帝京大のラグビー部は、長年にわたって培われてきた伝統と、最新のトレーニング技術の融合によって、常に高いレベルのパフォーマンスを発揮しています。

帝京大は、次の試合で天理大学と明治大学の勝者と対戦します。この準決勝は、2025年1月2日に東京・国立競技場で行われる予定です。果たして帝京大は、4連覇という偉業を成し遂げることができるのでしょうか。ファンと関係者の期待が高まる中、次の試合がどのような展開を見せるのか、非常に楽しみです。

ラグビーというスポーツは、力と技、そしてチームワークが重要です。帝京大の選手たちは、そのすべてを兼ね備えており、観客を魅了する試合を展開しています。これからも彼らのプレーから目が離せません。

[松本 亮太]

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