エンタメ
2024年12月22日 19時21分

南 沙良、現代恋愛劇で新境地を開拓—ABEMAドラマで横浜流星と共演

南 沙良、新たな演技の境地を拓く:現代劇で描く恋愛のリアル

南 沙良という名前が、今や日本のテレビや映画界で広く知られるようになったことは、彼女の多才さと挑戦心を物語っています。つい先日までNHK大河ドラマ『光る君へ』での平安貴族役が話題となっていた彼女ですが、今回は一転して現代の恋愛劇へと飛び込み、その卓越した演技力を再び証明しました。

新たな挑戦:現代恋愛劇での熱演

南さんが出演するABEMAオリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』は、韓国の人気ウェブトゥーンを原案にし、日本の鎌倉を舞台に展開されます。若き映画監督・中川龍太郎氏が手がけた本作は、「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう」という人間の本質的な衝動を精緻に描いています。

南さんが演じるのは、恋愛で傷ついた経験を抱えながらも、再び愛を求める彫刻学科の助手・浜崎美羽(はまさき・みう)。彼女の心に潜むトラウマと葛藤を、南さんはその静謐ながらも深い演技で表現しています。彼女の演技は、まるで静かな湖面に小石を投げ入れた時のように、観る者の心に小さな波紋を広げていきます。

横浜流星との共演とその化学反応

横浜流星さんも約3年ぶりに恋愛ドラマの舞台に復帰し、若き天才芸術家・香坂漣(こうさか・れん)を演じています。彼のキャラクターは、魅力的でありながらもどこか影を感じさせる存在で、多くの女性を引き寄せますが、深い関係にはならないという複雑さを持っています。そんな彼と南さん演じる美羽とのやり取りは、繊細でありながらも時には大胆な演技で観る者を惹きつけます。

南さんは流星さんとの共演について「彼のミステリアスな部分が最初は印象的でしたが、実際にはとても優しく、現場を盛り上げてくれる心強い存在でした」と語っています。この共演がどのような化学反応を生み出すのか、視聴者の期待は高まるばかりです。

愛の形とその表現

本作は単なる恋愛ドラマではなく、複数の登場人物を通してさまざまな愛の形を描く恋愛群像劇でもあります。美羽を取り巻く仲間たちもまた、それぞれの恋愛模様を展開し、物語に深みを与えています。南さんも「どの恋愛も正解や不正解はなく、それぞれの形がある」と語るように、視聴者は自身の経験と重ね合わせながら物語を楽しむことができるでしょう。

演技を超えた成長と未来の展望

南さんは、『わかっていても the shapes of love』を通じて、台詞が少ない場面でも感情を細やかに表現する術を磨いたと語ります。彼女の演技には、目の動きや微妙な振る舞いなど、一見すると些細に見える要素が感情の揺れを伝え、観る者を惹きつけます。

彼女自身、2024年を振り返り「新しいことに挑戦した年」と語り、今後もさらなる挑戦と成長を目指しているとしています。次なる狙いは、役者としての幅を広げること。彼女の未来には、まだ見ぬ可能性が溢れています。

南 沙良さんの今後の活躍に期待が寄せられる中で、彼女の演技を通じて描かれる様々な人間ドラマにも、多くの人が心を動かされ続けることでしょう。彼女の演技は、単なる役の再現を超え、観る者の心に深く響くものです。これからも南さんの挑戦から目が離せません。

[松本 亮太]

タグ
#ABEMAドラマ
#南沙良
#横浜流星