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2024年12月22日 21時10分

SEVENTEEN、感動の日本ドームツアーが大団円!ファンとの絆を再確認

SEVENTEEN、日本ドームツアーで示した音楽の力とファンの絆

SEVENTEENの日本ツアー「SEVENTEEN『RIGHT HERE』WORLD TOUR IN JAPAN」が、12月22日の福岡公演をもって大団円を迎えた。このツアーでは、兵役義務のため不参加となったJEONGHANや中国での活動のため不参加のJUNを除く11人のメンバーが、日本各地のドームを舞台にパフォーマンスを披露した。特に東京ドームでの公演は、音楽の力とファンであるCARATとの絆を深めるものとなった。

シアトリカルな演出で魅了するステージ

ライブの幕開けは、「Fear」から始まり、息をつく間もなく「Fearless」へと続く。ステージはピラミッド状に構成され、紅いカーテンが落ちると同時にメンバーたちのシルエットが浮かび上がる。そのシアトリカルな演出は、まるで舞台劇を見ているかのような感動を観客に与えた。続く「MAESTRO -Japanese ver.-」では、HOSHIの指揮やWOOZIの鍵盤演奏、S.COUPSの鋭い眼差しなど、メンバーそれぞれが持つ個性がステージ上で爆発し、観客を圧倒した。

このような舞台は、SEVENTEENがファンに対してどれだけ真摯に向き合っているかを如実に示している。彼らのパフォーマンスは、単なる音楽ライブを超えた総合芸術の域に達しており、それは彼らが「音楽の神」と称されるゆえんでもある。

ユニットステージの多様性と一体感

SEVENTEENのライブには、各メンバーが属するユニットごとのステージもあり、その多様性がファンを飽きさせない。HIPHOPチームは「Water」や「Monster」で、狼のマスクを被った怪しい演出で観客を魅了し、パフォーマンスチームは未来的な演出で「Rain」「Lilili Yabbay」を披露。ボーカルチームは「Candy」を通じて、伸びやかな歌声を会場に響かせた。

このように、異なるスタイルの音楽や演出を見せることで、SEVENTEENはファンとの一体感をさらに強めている。特にボーカルチームが観客に「一緒に歌いましょう!」と呼びかける場面では、会場全体が一つになり、その場にいるすべての人が同じ時間を共有していることを強く感じさせた。

音楽が生むピースフルな空間

ステージ中盤では、動物の着ぐるみキャラクターたちが乱入し、SEVENTEENとダンスバトルを繰り広げるユニークな演出が展開された。これは単なるエンターテインメントを超え、音楽が言葉を超えて人々の心をつなぐ力を象徴している。SEVENTEENと動物たちが共に舞台で踊る姿は、音楽が持つ普遍的な力を観客に訴えかけた。

また、「God of Music」のパフォーマンス中に再登場した動物たちは、音楽に引き寄せられたようにSEVENTEENとともにステージを彩った。音楽が言葉を超えて人々を結びつける瞬間は、ライブの中で最も感動的な場面の一つであり、観客の心に深く刻まれたことだろう。

13人の完全体への思いとファンへの感謝

アンコールでは、メンバーたちが不参加のJEONGHANとJUNに触れる場面が多く見られた。S.COUPSが「僕ら13人を守っていけるのは、ほかの誰でもないCARATの皆さん」と語るように、SEVENTEENはファンとの絆を何よりも大切にしている。彼らの言葉には、ファンへの感謝とともに、再び完全な形でステージに立ちたいという強い思いが込められていた。

また、SEUNGKWANが「初めて日本でコンサートをしたとき、ラーメンとコーンパンにハマってぷくぷく太っちゃった」と語る場面では、彼のユーモアセンスが観客の笑いを誘った。WONWOOの流暢な日本語での挨拶も、ファンとのコミュニケーションを大切にする彼らの姿勢を象徴するものだった。

最後には、恒例の「VERY NICE」のリピートパフォーマンスで、SEVENTEENとCARATはお互いの熱気を煽り合い、ライブは笑顔と歓声の中で幕を閉じた。彼らのライブは、単なる音楽イベントを超えて、参加した全ての人々にとって特別な思い出となる時間を提供してくれた。

[鈴木 美咲]

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