『新・暴れん坊将軍』が17年ぶりに復活！松平健と西畑大吾の共演に注目

『新・暴れん坊将軍』復活！松平健と西畑大吾が織りなす親子の絆

2025年の新年早々、時代劇ファンを歓喜させるニュースが飛び込んできました。17年ぶりに復活する『新・暴れん坊将軍』。その主演を務めるのは、徳川吉宗役の松平健。そして、彼の嫡男・家重を演じるのは若手アイドルグループ「なにわ男子」の西畑大吾です。かつての名作が新たな息吹を得て蘇るこの作品は、単なるリバイバルにとどまらず、現代の視点を取り入れた新たなドラマとして期待されています。

西畑大吾にとっては、時代劇初挑戦。しかも、家重という難役に挑むことになりました。家重は麻痺を抱える設定で、利き手を封印し左手だけで殺陣を行わなければならないというハードルの高い役柄です。松平健がアドバイスしたように、時代劇ならではの所作や殺陣の動きは、ダンスとは異なる独自の「型」が求められます。この経験を通じて西畑は、家重の個性やキャラクターの深みを見事に表現することができたと語っています。

さらに興味深いのは、今回の『新・暴れん坊将軍』が若い世代にも訴求する内容になっている点です。現代の社会問題をも反映させたストーリー展開は、単なる歴史物語としてだけでなく、風刺的なメッセージを含む作品として成立しています。西畑が「跡継ぎ問題はもちろん、現代で起きている社会問題をも盛り込んだ内容」と語るように、このドラマは時代劇の枠を超えた普遍的なテーマを追求しています。

この作品の中で松平健と西畑大吾が織りなす親子の絆もまた、見どころの一つ。お互いに褒め合う様子からは、二人の仲の良さが伝わってきます。初対面で「マツケンサンバIIが大好きです」と思いを伝えた西畑の姿勢に、松平もすぐに心を開いたと言います。撮影を通じて築かれた信頼関係が、画面越しにも感じられることでしょう。

また、今回の『新・暴れん坊将軍』では、吉宗が世継ぎ問題に直面するという新たな展開が設けられています。江戸の町で繰り広げられる新たなドラマは、旧シリーズのファンだけでなく、新たな視聴者層にも訴求する内容となっています。松平健の「余の顔を見忘れたか！」という決めゼリフは、視聴者にとっても懐かしい響きとなり、作品全体に渡る緊張感と期待感を高めています。

［佐藤 健一］