国内
2024年12月23日 18時32分
森山裕「影の総理」が動かす政局の行方
森山幹事長の影響力と政局の行方
影の総理:森山裕の存在感
「影の総理」とも称される森山幹事長は、自民党内外でその影響力を発揮しています。彼のこれまでの政治キャリアは、まさに日本の政治史を映し出す鏡のようなもので、1975年の初当選以来、数々の重要なポストを経験してきました。彼の政治手腕は、複雑な交渉をまとめ上げる能力にあり、特に野党との折衝や財務省との調整役としての実力は群を抜いています。
これまでの経緯を振り返ると、森山氏はリーダーシップを発揮し、自民党の政策運営を支えてきました。今回の維新への接近も、彼の戦略的な動きの一環と考えられます。維新に対して「教育無償化」という餌をちらつかせることで、野党の協力を引き出そうとする試みは、まさに政治の駆け引きと言えるでしょう。
維新のジレンマと森山氏の狙い
維新の立場から見ると、森山氏の提案には魅力があるものの、慎重にならざるを得ない部分もあります。維新幹部の中には、森山氏の提案を「ワナ」と捉える声もあり、その背景には「口約束に終わる可能性」を警戒する心理が働いています。実際、自公が提示した資料は具体性に欠けるものであり、維新としては戦略的に警戒を怠らない必要があります。
鹿児島での動きと次期選挙への影響
[松本 亮太]