アトレティコ、セルロートの決勝ゴールでバルサ撃破!久保建英のソシエダも奮闘
アトレティコ・マドリードの新たな風:セルロートが切り開く未来
スペインのサッカー界において、アトレティコ・マドリードが新たな歴史を刻んだ。2024-25シーズンのラ・リーガ第18節で、アトレティコはバルセロナを2-1で下し、公式戦12連勝を達成。チームは首位で新年を迎え、その勢いは留まることを知らない。この試合の最後に決勝ゴールを決めたノルウェー代表のアレクサンダー・セルロートが、これまでのサッカー界の常識を覆すような活躍を見せ、ファンの心を鷲掴みにした。
セルロートは、異なる3チームでバルセロナとのスペインリーグのアウェーゲームに勝利した史上3人目の選手となった。彼の活躍は、これまでのサッカー界で類を見ない偉業であり、彼のプレースタイルがアトレティコの新たな武器であることを証明した。セルロートは途中出場から多くの得点を挙げることで、シメオネ監督の戦術においても重要な役割を果たしている。
久保建英とソシエダの課題
一方、日本代表の久保建英が所属するソシエダは、セルタに0-2で敗北を喫し、公式戦7試合ぶりの黒星を記録した。この試合で久保はベンチスタートとなり、後半に途中出場したが、試合の流れを変えることはできなかった。ソシエダは、久保の個人技に頼るだけでなく、チーム全体の戦術的な再構築が必要だと感じさせる試合内容だった。
ソシエダにとって、久保の成長はチームの未来を大きく左右する要素である。彼の技術や視野の広さは、攻撃の起点として非常に魅力的だが、それを最大限に活かすためには、チーム全体が一体となって彼をサポートする必要がある。久保自身も、スペインでの経験を通じてさらなる成長を遂げることが求められている。
レアル・マドリードの追い上げと未来の展望
レアル・マドリードもまた、セビージャに4-2で勝利し、アトレティコとバルセロナに続く2位に浮上した。エンバペやバルベルデ、ロドリゴといった選手たちがゴールを挙げ、チームの攻撃力を証明した。彼らの活躍は、レアル・マドリードが今後のタイトル争いにおいても大きな存在感を放つことを示唆している。
U-23日本代表とLA五輪への期待
次に目を向けるべきは、日本代表の未来だ。大岩剛監督が続投し、2028年のロサンゼルス五輪を見据えた準備が始まった。パリ五輪での経験を生かしつつ、新たな世代の育成に努めることが、日本サッカー界の重要な課題となっている。
大岩監督は、Jクラブからのオファーにも関わらず、続投を決断した背景には、日本サッカー界における若手育成の重要性を強く認識していることがある。彼のリーダーシップのもと、次世代の選手たちがどのように成長し、国際舞台でどのような活躍を見せるのか、期待が高まる。
日本が五輪での成功を目指す過程で、どのような困難を乗り越え、チームとしての一体感を築いていくのか。大岩監督のもとで、選手たちが持つ潜在能力がどのように開花するのか。これからの数年間、日本サッカー界は新たな挑戦と成長の時を迎えることになる。
[伊藤 彩花]