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2024年12月24日 06時12分

伊藤健太郎、新ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』で主演決定

伊藤健太郎、新たな挑戦にかける想いと隠れた夢

俳優・伊藤健太郎が、来年2025年1月から放送される新ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』で主演を務めることが発表されました。大阪で行われた取材会では、彼のこれまでのキャリアや役者としての成長、そして意外な夢についても語られました。伊藤は「本当はアメリカに住みたかった」と明かし、その背景には幼少期に見たホームドラマへの憧れがあったことを振り返りました。

今回のドラマでは、中堅出版社でコミック誌の編集者として働く高坂健斗を演じます。健斗は、一見すると仕事熱心で「ミスターリスクヘッジ」と呼ばれる優秀な編集者ですが、内面には「小説を書きたい」という諦めきれない夢を持ち、また人との関係においては心を閉ざしているという複雑なキャラクターです。伊藤は、この役について「健斗は、人に対して心を開かない部分があり、かくれぼっちを体現している」と説明し、役作りの難しさと楽しさを語ります。

カンチとの共通点と役者としての成長

伊藤が演じる健斗は、以前出演したリメイク版『東京ラブストーリー』のカンチとどこか通じるものがあると彼自身も感じているようです。カンチは優柔不断な性格が特徴的でしたが、健斗もまた物事をひねくれて受け取る性格があり、そのもどかしさを伊藤は「なんでそんなこと言っちゃうかな」と思うことがあったと語っています。彼は「普通を演じるのはすごく難しい」とし、カンチを演じた経験が今回の役に生かされていると話します。

このように、伊藤は役者としての自分の成長を感じているようです。役者として、過去の経験を糧に新たな役どころに挑戦する姿勢は、彼自身の魅力をさらに引き出すでしょう。彼は「健斗の成長を見守ってほしい」と語り、見ている人々が共感できるような演技を心がけている様子がうかがえます。

コミュニケーションの難しさを乗り越えて

伊藤は今回のドラマで、共演者の愛希れいかと弓木奈於との交流に苦戦したと明かしました。どちらも「非常に人見知り」で、撮影初期には「10聞いて1返ってくればいいくらい」と冗談交じりに語りました。弓木の「弓木ワールド」と称される独特の世界観や、愛希のリセットされてしまうコミュニケーションの難しさを笑顔で振り返る伊藤ですが、最終的にはお互いに心を開き合って楽しい撮影になったと振り返っています。

このように、役者としての技術だけでなく、人間としてのコミュニケーション能力も試される現場で、伊藤は成長を見せました。彼のこうした柔軟性は、役者としてだけでなく一人の人間としての魅力を高めています。

未来への希望と新たな挑戦

伊藤は、所属事務所を移籍した2024年を振り返り、「楽しいことばかりの1年だった」と語り、2025年に向けて「もっと芝居力を磨いて、やったことない役や作品にもチャレンジしていきたい」と意欲を示しました。彼の言葉には、役者としての新たなステージに向かう決意と、これからのキャリアに対する期待が込められています。

[伊藤 彩花]

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