エンタメ
2024年12月24日 21時30分

稲垣吾郎「No.9-不滅の旋律-」で100公演達成!舞台への熱い想いを語る

稲垣吾郎、舞台「No.9-不滅の旋律-」で100公演達成!

舞台「No.9-不滅の旋律-」が12月24日、東京国際フォーラムで記念すべき100回目の公演を迎えました。この舞台は、ベートーヴェンの生涯を描いた作品で、俳優の稲垣吾郎が主役のベートーヴェンを務めています。稲垣は「やれる限りずっと続けていきたい」と語り、舞台への深い愛情を表現しました。この熱い思いは、10万人以上の観客を引き寄せる理由の一つと言えるでしょう。

ベートーヴェンの生涯と「第九」の力

「No.9-不滅の旋律-」は、ベートーヴェンの壮絶な半生を舞台上で再現する作品です。今年は、「第九」の初演から200年という節目の年。ベートーヴェンという人物が生み出した音楽の力は、時代を超えて私たちを魅了し続けています。特に「第九」は、世界中で広く親しまれ、多くの人々に勇気と希望を与えてきました。

稲垣は、「何度やっても第九が流れる瞬間にぞわっとする。本当に音楽の力ってすごいなって思います」と語り、その力強さを伝えています。この舞台は観客と一体となって、ベートーヴェンの音楽を奏でる特別な時間を共有します。

稲垣吾郎の新しい挑戦と成長

稲垣にとってベートーヴェンは、俳優人生の中で非常に重要な役割を果たしています。初演から現在まで、彼はこの役を通じて多くのことを学び、成長してきました。稲垣は「前回や前々回の成功体験をなぞる形では良くないと思っている。すべて壊して一から新しいものを作るという感覚でやってきた」と語り、役者としての挑戦を続けています。

ベートーヴェンは情熱をむき出しにする人物として描かれていますが、稲垣自身は「ポーカーフェース気味」とのこと。その対照的な性格も、演じる上での魅力の一つとなっているようです。「普段できないことができるのが舞台の良さ」と語る稲垣の姿には、役者としての喜びが感じられます。

共演者との信頼関係

舞台「No.9-不滅の旋律-」には、剛力彩芽がベートーヴェンの秘書マリア役で出演しています。剛力は「またマリアとしてベートーヴェンの隣に立たせてもらえるのは本当にうれしい」と語り、稲垣との深い信頼関係を感じさせます。演出の白井晃氏も「吾郎さんのベートーヴェンには深みと重みが増している」と評し、長年の舞台経験が彼らの演技に新たな深みを加えていることを実感しています。

舞台の裏には、キャストとスタッフの強い絆があり、それが作品全体に豊かさを与えています。稲垣は、「このカンパニー一丸となって、深い感動をお届けできるように頑張っています」と語り、観客に対する熱い思いを表現しています。

未来への展望と期待

舞台「No.9-不滅の旋律-」は、東京公演を終えた後、福岡、大阪、静岡と全国を巡ります。稲垣は「やれる限りずっと続けていきたい」と言い切り、今後もこの作品を通じてベートーヴェンの世界を届けていくことを誓いました。

この作品が持つ力と、稲垣が演じるベートーヴェンの魅力は、これからも多くの観客を魅了し続けるでしょう。そして、舞台芸術の素晴らしさと音楽の力が、また新たな感動を生み出していくことを期待せずにはいられません。観客とともに、未来へ向かって歩み続ける「No.9-不滅の旋律-」の行方が楽しみです。

[山本 菜々子]

タグ
#ベートーヴェン
#稲垣吾郎
#舞台