スポーツ
2024年12月25日 07時20分

井上尚弥 vs 中谷潤人、実現なるか?ボクシング界注目のドリームマッチ

井上尚弥と中谷潤人の対決は実現するのか? 期待高まるボクシング界の「超ドリームマッチ」

ボクシング界における大きな話題の一つが、井上尚弥と中谷潤人の対戦が実現するか否かである。井上尚弥は世界スーパーバンタム級の4団体統一王者として、圧倒的な強さで君臨しており、その存在感はまさに「モンスター」と称されるにふさわしい。そんな彼が、次にどのような相手と戦うのかは、ボクシングファンにとって大きな関心事だ。

井上尚弥の挑戦と準備

現在、井上はIBF&WBO同級1位のサム・グッドマンとの防衛戦を控えている。試合は来年1月24日に東京・有明アリーナで行われる予定だが、先日、その試合が1カ月延期された。挑戦者のグッドマンが来日直前に負傷したためである。しかし、この延期にも関わらず、井上は動じることなく、パリ五輪代表の原田周大や日本フェザー級王者の松本圭佑とスパーリングを続行し、準備を怠らない姿勢を見せている。彼のトレーニングはすでに100ラウンドを超える見込みで、その徹底ぶりには驚かされる。

中谷潤人との対戦の可能性

一方、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏と元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載が、中谷潤人との対戦の可能性について言及している。具志堅氏は、中谷にスーパーバンタム級での実績を積むことを勧め、井上との対戦に向けた準備を進めるべきだと提言している。中谷がまずWBA王座を奪取し、その後に井上との統一戦に臨む流れが理想的であると考えられる。

現実的には、井上が保持するWBAのベルトに対して、同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフが対戦を要求している状況もあり、井上がこれを拒否した場合、王座を剥奪される可能性も浮上している。こうした複雑な状況の中、中谷との対戦が実現すれば、まさに「超ドリームマッチ」となることは間違いない。

ボクシング界の新たな風

さらに、スーパーバンタム級では、井上と同じ大橋ジムに所属する中嶋一輝が、東洋太平洋スーパーバンタム級王者として台頭してきている。彼は最近、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男である辰吉寿以輝を第2ラウンドで圧倒的なKO勝ちを収めた。この試合は多くのファンに衝撃を与え、中嶋の更なる飛躍が期待されている。

こうした若手の活躍によって、スーパーバンタム級の競争はますます激化している。中嶋のような新星が台頭することで、井上尚弥を中心としたこのカテゴリーの未来がさらに興味深いものとなっている。

[松本 亮太]

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