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2024年11月26日 07時18分

足立梨花主演『マイ・ワンナイト・ルール』、アラサー女性のリアルを描く新ドラマが話題に!

足立梨花主演の新ドラマ『マイ・ワンナイト・ルール』が描く、アラサー女性のリアルな性衝動

2025年1月7日からスタートするテレビ東京の新ドラマ『マイ・ワンナイト・ルール』は、現代のアラサー女性が抱える性衝動と理性の葛藤を描いた作品である。主演を務めるのは、多方面で活躍する女優の足立梨花。彼女が演じる主人公、成海綾は、33歳の会社員として、恋愛における新たなステージを切り開こうとする。

このドラマの原作は、なかおもとこによる人気電子コミック。コミックは、現代の働く女性が抱える性に対する悩みをリアルに描き、多くの共感を得てきた。足立梨花は、この作品を通じて新たな演技の境地を開拓し、視聴者に深い印象を与えることを目指している。

女性の性欲をめぐる葛藤と「マイルール」

『マイ・ワンナイト・ルール』は、女性が性欲を持つことに対する社会的な視線に悩む主人公、成海綾の物語を描く。彼女は「彼氏はいない。けれどセックスはしたい」という欲求と、世間の目という現実の狭間で苦しむ。その中で、後悔しないための「マイルール」を作り、性的な欲求を満たすための選択をする。

この設定は、現代の多くの女性が直面する問題を反映している。女性が性欲を公にすることは、未だにタブー視されがちであるが、こうした視点を作品として取り上げることにより、社会全体での理解を促進する一助となることが期待されている。

足立梨花の新たな挑戦

足立梨花にとって、この役は新たな挑戦である。彼女はこれまで、さまざまなジャンルの作品でその演技力を発揮してきたが、本作では、性的な欲求と向き合うアラサー女性という複雑な役柄に挑む。足立は「私も『こんな風に思ったことある!』と共感する部分が多く、綾さんに感情移入してしまい、あっという間に最新話に追い付きました。」とコメント。自身の実体験とも重なる部分があるようで、そのリアルな演技に期待が寄せられている。

プロデューサーの中村晋野も、足立のキャスティングについて「とても芯が強く、それでいて、弱いものに優しく寄り添ってくれる」と高く評価しており、彼女がこの役をどのように演じきるかに注目している。

原作者・なかおもとこの期待

原作者のなかおもとこは、ドラマ化に際して「解像度の高いストーリーにも期待してください」とコメントを寄せ、実写化がどのように原作の世界観を再現するのか、期待を込めている。コミックは、半年で累計ダウンロード数80万回を突破するほどの人気を誇り、特に20代から30代の女性から支持されている。

なかおもとこは「この作品がきっかけで、悩める女性も、そうじゃない方も、誰もが意見を発しやすい空気ができたらいい。」と述べ、視聴者にとっての新たなコミュニケーションの場となることを望んでいる。

ドラマが開く新たな議論の扉

『マイ・ワンナイト・ルール』は、女性の性に対する価値観や社会の偏見を問い直す作品である。これまでタブー視されていたテーマに光を当てることで、性に関する議論をよりオープンにし、多様な価値観を尊重する社会の実現に寄与する可能性を秘めている。

現代の女性が抱える性に関する悩みや願望を、コミカルかつシリアスに描くこのドラマは、単なるエンターテインメントに留まらず、社会的なインパクトを持つ作品として注目されることだろう。

2025年1月からの放送開始が待ち遠しい中、多くの視聴者がどのようにこの物語を受け止め、議論を深めていくのか、その行方に目が離せない。

[伊藤 彩花]