スポーツ
2024年12月25日 10時20分

佐々木朗希、メジャー移籍の行方は?ジャイアンツとの面談も困難な道

佐々木朗希、メジャー移籍の行方は?

まず、米サンフランシスコ・クロニクル紙は、サンフランシスコ・ジャイアンツが佐々木投手との面談を行ったと報じています。しかしながら、ジャイアンツが彼との契約を結ぶのは困難だろうと述べています。その理由の一つに挙げられるのが、ジャイアンツの国際ボーナスプールの制約です。2025年度の国際ボーナスプールは、ドジャースと同様に最も少ない514万6200ドル(約8億870円)です。この制約は、資金面での優位性が低いことを示しています。

さらに、佐々木投手を獲得した球団は6年間にわたる保有権を持つことができます。この長期にわたる保有権は、どの球団にとっても非常に魅力的ですが、競争が激化する要因ともなっています。ジャイアンツにとっては、他球団に比べて優位性が低いとされています。

中規模都市を好む佐々木の選択

また、佐々木投手は小規模都市や中規模都市の球団を好む可能性があるとされています。ウルフ代理人によれば、彼は必ずしも西海岸に留まる必要や、他の日本人選手と一緒にプレーする必要を感じていないとのことです。この点は、ナ・リーグ西地区のライバル球団、特にドジャースやパドレスなどの存在を警戒する声もあります。

ドジャースは、佐々木投手の獲得において有力候補とされており、彼を追跡中の他のナ・リーグ球団にはパドレスやダイヤモンドバックスが名を連ねています。ドジャースには既に大谷翔平や山本由伸といった日本人選手が所属しており、この点が佐々木投手を引き付ける要因となり得るでしょう。

一方で、ア・リーグ東地区の名門レッドソックスも、現時点で佐々木投手との面談予定はないとされています。編成本部長のコメントによれば、まだ交渉の余地はあるものの、現段階での進展は見られない状況です。また、フィリーズも同様に面談予定がないことが明かされており、佐々木投手を巡る交渉の現状は、時間をかけて進んでいるようです。

レンジャーズとジャイアンツの動き

一方で、レンジャーズはクリス・ヤングGMが面談を行ったことを明かしていますが、詳細については語られていません。ジャイアンツは、ベテラン投手のブレーク・スネルをドジャースに奪われたことで、投手陣の補強が急務となっています。佐々木投手がその穴を埋める存在として期待されていますが、資金や契約条件の面での課題が立ちはだかっています。

ここまでの交渉状況を踏まえると、佐々木投手がどの球団を選ぶのか、またその選択がどのように彼のキャリアに影響を与えるのか、ファンとしては心配半分、期待半分といったところでしょう。彼がどの球団のユニフォームを着て、メジャーのマウンドに立つのか、その日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。

[鈴木 美咲]

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