阪神タイガース、新助っ人ラモン・ヘルナンデスを獲得!
阪神タイガース、新たな助っ人ラモン・ヘルナンデスと契約合意
阪神タイガースは、ドミニカ共和国出身の内野手ラモン・ヘルナンデス(28)との契約合意を発表しました。メキシカン・リーグでの活躍を経て日本にやってくる彼は、193センチ、102キロという堂々たる体格に加え、強烈な打撃力を持つ右の大砲です。メジャー経験こそないものの、その実力は決して侮れません。阪神の嶌村聡球団本部長は「チームを補完する形での獲得」と期待を寄せています。
メキシカン・リーグでの華々しい成績
ヘルナンデスは、メジャーリーグの登竜門として知られるマイナーリーグでキャリアをスタートさせ、その後メキシカン・リーグで着実に実力をつけてきました。今季は82試合に出場し、打率.313、22本塁打、71打点という輝かしい成績を収めています。これは打撃のみならず、その打球の飛距離やパワーを証明するものです。また、彼の過去の守備経験は一塁、三塁、外野と多岐にわたり、ユーティリティープレーヤーとしても期待されています。
競争激化の阪神内野陣
「カリブの怪人」がもたらすもの
ヘルナンデスは、母国であるドミニカ共和国のウインターリーグでもその存在感を示してきました。彼のニックネームである「カリブの怪人」は、その力強さと存在感を象徴しています。メジャー経験がないことが逆に、彼の強いモチベーションにつながっているようで、嶌村本部長も「日本で成功したいという思いが強い」と彼の意欲を評価しています。
阪神の外国人選手戦略
今オフ、阪神は外国人選手の獲得に積極的です。すでに投手のハビー・ゲラとジェレミー・ビーズリーの残留が決定しており、さらにニック・ネルソン投手の獲得も発表されています。これに加えて、ヘルナンデスの加入は、阪神の外国人選手5人体制の一環として考えられているようです。さらに前ブルワーズのジョン・デュプランティア投手の獲得も視野に入れるなど、来季に向けたピースが徐々に揃ってきています。
[伊藤 彩花]