インディーゲーム「8番出口」が映画化、2025年公開へ
インディーゲーム「8番出口」が映画化、25年に公開予定
「8番出口」は、地下通路を舞台にしたウォーキングシミュレーターで、プレイヤーは通路内の「異変」を見つけながら8番出口を目指します。このゲームは、2023年11月にSteamで配信が開始されると、その独特なゲームプレイと緊張感のある雰囲気が話題となり、SNSやゲーム実況などで一気に広まりました。その後、Nintendo Switch版、Meta Quest版、PlayStation4/5版もリリースされ、さらなる人気を博しています。
映画化で広がる「8番出口」の世界
映画化される「8番出口」は、ゲームの世界観を壊すことなく、視覚的な体験をより一層深めることを目指しています。東宝の公式YouTubeチャンネルで公開されたティーザー動画では、無限にループする地下通路が登場し、観客に「悪夢のような鑑賞体験」を提供するとしています。映画の中では、ゲームでお馴染みの地下通路や、通路内を歩き続ける姿が映し出され、子どもの声で案内されるシーンも再現される予定です。
「8番のりば」との相乗効果
「8番出口」と同時期に話題となっているのが、同じくKOTAKE CREATE氏が手がけた「8番のりば」です。このゲームは地下鉄の車内での異変に対処する内容で、前作「8番出口」をプレイ済みのユーザーに向けた仕掛けが用意されています。「8番のりば」はNintendo SwitchやPlayStation向けに配信されており、「8番出口」とセットになったパッケージ版も発売されています。
このパッケージ版のデザインは、黄色の「8番出口」と黒の「8番のりば」が半分になったユニークなもので、発売前からSNSで話題となりました。初回購入特典として「ポスター8種セット」が付属することもあり、ファンの間での人気を集めています。こうしたパッケージ商品は、ゲームの物理的な所有欲を満たすだけでなく、コレクターアイテムとしての魅力も備えています。
インディーゲームの可能性
今回の映画化をきっかけに、他のインディーゲームも映画やアニメといったメディアと連動した展開を見せる可能性が高まっています。ゲームの枠を超えて、より多くの人々にその魅力を伝えることができるようになれば、プレイヤー層の拡大や新たなファンの獲得に繋がるでしょう。
2025年の公開に向けて着々と進む「8番出口」の映画化プロジェクト。ゲームファンだけでなく、映画ファンにとっても見逃せない作品となることは間違いありません。映画館で体験する「悪夢のような鑑賞体験」がどのようなものになるのか、今から期待が高まります。
[佐藤 健一]