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2024年12月27日 14時50分

「マッド・マウス ~ミッキーとミニー~」ホラー映画でミッキーの新たな冒険

「マッド・マウス ~ミッキーとミニー~」:愛らしいミッキーがホラーの主役に

ホラー映画での新たな試み

「マッド・マウス ~ミッキーとミニー~」は、スラッシャー映画としての要素をふんだんに取り入れ、観客に新たな恐怖体験を提供する。特報映像では、「ミッキーは好きかい?」というセリフとともに、ミッキーの軽快な口笛が流れる。しかし、その後に続くのは、予想だにしない恐怖の連続だ。誕生日を迎える主人公アレックスと友人たちが、楽しい時間を過ごすゲームセンターに忍び寄る見慣れた影。それがもたらすのは、夢のような時間が悪夢に変わる瞬間である。

この映画の制作には、ホラー映画「プー あくまのくまさん」にインスパイアされた監督のジェイミー・ベイリーが関わっている。彼は、ミッキーというキャラクターをホラーの世界に引き込むことで、新たな視点を提供しようと試みている。

ポスタービジュアルの挑発

映画のポスタービジュアルもまた、衝撃的だ。返り血を浴びたミッキーの顔半分が大きく映し出され、その上には「夢の国はつまらない…」という挑発的な文字が浮かび上がる。このビジュアルは、ディズニーの象徴ともいえる「夢の国」を大胆に皮肉り、観客の興味を引く狙いがある。

このポスターデザインは、著作権の終了を最大限に活用し、赤と黄色の伝統的なミッキーの配色とフォントを使用している。これにより、観客に親しみを持たせつつも、新たな視点を提示することを狙っている。

ミッキーの新たな冒険の行方

「マッド・マウス ~ミッキーとミニー~」は、2025年3月7日から新宿ピカデリーほか全国で公開予定である。この映画がどのように観客に受け入れられるのか、非常に興味深い。著作権の終了により、ミッキーはこれまで以上に自由に使われることになり、今後も多くのクリエイターがミッキーを異なる文脈で再解釈する可能性がある。

ディズニーの象徴的なキャラクターをホラー映画の題材にするという大胆な試みは、今後の映画業界にどのような影響を与えるのだろうか。ミッキーが新たな冒険を始める中で、観客はどのような反応を示すのか、楽しみが尽きない。映画の公開が近づくにつれ、さらなる情報が解禁されることを期待しつつ、この新たな挑戦がどのように展開されるのか見守りたい。

[中村 翔平]

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