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2025年01月02日 21時10分

全日本プロレス「バカの時代」開幕!宮本裕向がGAORA TV王座初防衛

全日本プロレス「バカの時代」が幕を開ける:宮本裕向がGAORA TV王座を初防衛

宮本は外敵王者として全日本プロレスに参戦し、彼の持つ独特のキャラクターと実力でファンの心を掴んでいます。彼のバックグラウンドは多岐にわたり、元暴走族から格闘技のチャンピオンまで幅広い経験を持つ「デスマッチヤンキー」です。その宮本が、団体内外の若手選手が目指す目標として君臨するGAORA TV王座を防衛したのは、まさに彼の新しい時代の幕開けを示唆しているようです。

対するは、田村男児。彼は2019年にデビューし、素朴で無骨なファイトスタイルで多くのファンを魅了してきました。この試合は彼のデビュー5周年を記念する一戦でもあり、彼にとっては特別な意味を持つものでした。宮本との対戦は、彼にとって大きな試練であり、同時に成長の機会でもありました。試合の中で見せたグラウンドレスリングやエルボー合戦は、観客を沸かせるに十分なものでした。

しかし、宮本は最後の最後まで油断を許さず、ムーンサルトプレスで勝利を収めました。この結果は、彼の持つ技術と精神力の強さを証明するものであり、彼が「バカの時代」を牽引する存在であることを改めて示しました。

「バカの時代」とは何か?

この日の大会では、「バカの時代」のメンバーである青柳優馬、阿部史典、佐藤光留が6人タッグ王座を獲得するなど、勢いは止まるところを知りません。さらに、ユニットの創始者とも言える鈴木秀樹が全日本プロレスに入団を発表するなど、彼らの影響力は増す一方です。

宮本は試合後、田村男児を称賛しつつ、「バカの時代」への勧誘を行いました。彼の言葉からは、プロレスを楽しむことの大切さや、それを共有する仲間を増やしたいという思いが伝わってきます。全日本プロレス全体が「バカの時代」に染まる日が来るのかもしれません。

プロレス界の未来を担う若手たち

この大会では、他にも多くの選手が輝きを見せました。メインイベントの「新春バトルロイヤル」では、青柳亮生が見事に制覇し、賞金100万円を手にしました。彼は昨年の負傷から復帰したばかりであり、これからの活躍が期待される選手です。「全日本プロレスジュニアをさらに向こうへ持っていく」との言葉には、彼の決意と自信が込められています。

また、6人タッグ王座戦では、青柳優馬が巧みな試合運びで勝利を収めました。試合後のコメントでは「北斗軍は事実上、サイラス1人とその仲間たちじゃないか」と挑発的な発言を残し、試合を超えた心理戦も見どころとなりました。

プロレスという舞台は、選手たちの技術や体力だけでなく、彼らの個性やストーリーが交錯する場でもあります。今回の大会では、そんなプロレスの魅力が存分に発揮され、観客を楽しませてくれました。これからも「バカの時代」をはじめとするユニットや若手選手たちがどのようにプロレス界を盛り上げていくのか、目が離せません。

全日本プロレスの新たな時代が始まりつつある今、彼らの活躍がどのように展開されていくのか、その未来に期待が高まります。プロレスファンにとって、これ以上ない新年の幕開けとなったことでしょう。

[山本 菜々子]

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