楽天の中込陽翔、異色のキャリアビジョンを語る

楽天のドラフト3位中込陽翔、異色の将来像を描く

プロ野球選手としてのキャリアを歩み始めた楽天のドラフト3位投手、中込陽翔選手（22歳）は、他の選手とは一線を画すユニークなビジョンを持っています。中込選手は、プロ野球で成功を収めた後、いつの日かボディービルダーになるという夢を公言しました。この発言は、競技に専念する多くの選手とは異なる未来像を描いており、彼のユニークなキャラクターを象徴しています。

中込選手は、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでプレーしていた際に、ボディーメイクの大会で優勝した経験があります。彼は、プロ野球での現役生活においても体作りの重要性を強調しつつ、現役中の大会出場は控えることを表明しました。「今はやっぱり野球に集中しないといけないと思うので、しっかり現役でやれるところまでやりきって、しっかりお金を稼いで、仕事せずにいつかボディービルダーになりたいです」と笑顔で語った彼の言葉からは、野球とボディービルの両方に対する情熱が伝わってきます。

プロ野球選手とボディービルダーの二足の草鞋

中込選手の目標は、一見すると異分野の両立を目指すものに見えますが、実はプロ野球選手としてのトレーニングとボディービルには多くの共通点があります。筋力の向上、身体のコンディショニング、食事管理など、どちらも厳しい自己管理が必要とされる分野です。中込選手は、プロ野球選手としての経験を活かし、将来のボディービルダーとしてのキャリアを築く計画です。

彼の友人である阪神タイガースの育成ドラフト1位、工藤泰成投手から贈られたトレーニングベルトは、中込選手にとって大切なアイテムとなっています。このベルトは、彼がプロ野球とボディービルの両方で結果を出すためのモチベーションの一部となっています。「1年間トレーニングしてきた仲間も頑張っていると思えば、つらいことがあっても頑張ろうと思える」と話す中込選手は、仲間との絆を大切にしながら、自分の道を歩んでいます。

即戦力としての期待と将来の展望

即戦力度ランキングでは、彼はパ・リーグ4位にランクインしています。これは、彼の身体能力と技術が評価されている証です。さらに、彼の変化球はスライダー、ツーシーム、フォークと、いずれも勝負球として使えるレベルにあり、奪三振率の高さも魅力的です。登板が重なっても球威や制球が落ちないスタミナ面も、プロでの活躍を後押ししています。