スポーツ
2025年01月07日 06時11分
未来のエース誕生へ!中京大・高木快大とヤクルト・中村優斗の挑戦
若き才能の交差点:中京大・高木快大とヤクルト・中村優斗の未来
プロ野球界において、新たな星が誕生しようとしています。愛知大学野球リーグの中京大学に所属する高木快大投手は、今秋のドラフトで1位指名を目指す若き右腕です。彼の名が全国に知られるようになったのは昨年の春季リーグ。名城大学戦での完全試合達成は、その後のリーグ優勝への大きな一歩となりました。また、全日本大学選手権での8強入りや大学代表選手としての侍ジャパン入りなど、彼の実力は確実にプロへの道を切り開いています。
一方、ヤクルトスワローズにドラフト1位で指名された中村優斗投手は、すでにプロの舞台への第一歩を踏み出しています。彼の持つ最速160キロの球速は、プロの世界でも通用する大きな武器です。中村選手は、塩ビパイプを使った筋膜リリースという独自のメソッドで日々のコンディションを整えており、この習慣はプロ入り後も継続する予定です。
この二人の若き投手が交わるポイントは、大学日本代表としての経験です。中村選手のアドバイスを受け、高木選手はオフシーズンに下半身強化に努めました。約5キロの増量に成功し、平均球速の向上を目指す彼の姿勢は、まさに「二兎を追って二兎を得る」挑戦です。大学でのチームを日本一に導くことが、プロへの最大のアピールになると信じる高木選手の決意は固いものがあります。
中村選手は自身の成長のため、趣味のウクレレを置いてまで野球に集中する決意を示しています。入寮時には、新生活への感謝の気持ちを込めて「博多通りもん」を中西寮長に手渡すなど、細やかな気配りも見せました。彼のような一流の選手がプロの舞台で活躍するためには、技術だけでなく人間性も重要となります。
[佐藤 健一]