山下美月、乃木坂46卒業後の新たな挑戦と井川遥との絆

山下美月、乃木坂46卒業後の活動と影響を受けた俳優との出会い

胸キュンから始まった女優への道

山下美月さんが芸能界に興味を持ったきっかけは、意外にもテレビで観たラブコメ作品でした。幼少期の彼女は一人の時間をラブコメの世界に浸ることで過ごし、そこから大人のロマンティックな世界に憧れを抱くようになりました。彼女が何度も繰り返し観たという『失恋ショコラティエ』や『私が恋愛できない理由』は、彼女の想像力を掻き立て、早く大人になりたいという思いを抱かせたといいます。

しかし、現実の世界はラブコメのようなロマンティックな展開ばかりではありません。山下さんはそのことに気づき、次第にラブコメを「作る側」に興味を持つようになりました。そして、2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格、アイドルとしてのキャリアをスタートさせました。

乃木坂46での躍進と俳優業への転機

乃木坂46での活動を通じて、山下美月さんは多くのファンを魅了し、グループの中心的存在として活躍しました。2021年にリリースされたシングル『僕は僕を好きになる』では、センターとしての重責を担い、その後のキャリアに大きな影響を与える経験を得ました。

アイドルとしての成功と並行して、俳優業にも力を入れていた山下さんにとって、大きな転機となったのは2021年のドラマ『着飾る恋には理由があって』でした。この作品での経験が、彼女に俳優としての新たな視点を与え、さらなる成長を促しました。

井川遥との出会いがもたらしたもの

山下美月さんが俳優として影響を受けた人物として挙げたのが、2023年放送の『下剋上球児』で共演した井川遥さんです。豪華なキャスト陣の中で緊張していたという山下さんにとって、井川さんの存在は大きな支えでした。撮影中だけでなく、卒業後にも心のこもった手紙と花を贈るなど、その人柄に触れた山下さんは「私もこういう人になりたい」と強く感じたと語っています。

井川遥さんのような人間的な魅力を持つ俳優と出会ったことは、山下さんにとって大きな影響を与えたようです。彼女が目指す「こういう人」とは、単に演技の技術だけでなく、人としての温かさや気配りができる人物像なのでしょう。