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2025年01月08日 20時12分

ライオン・キング:ムファサの応援上映会で見せた、尾上右近と松田元太の兄弟愛

「ライオン・キング:ムファサ」イベントで見せた、尾上右近と松田元太の絶妙な兄弟愛

映画「ライオン・キング:ムファサ」の応援上映会が8日、都内で開催され、超実写プレミア吹き替え版で声優を務めた尾上右近とTravis Japanの松田元太が登壇しました。このイベントでは、観客を魅了するだけでなく、二人の声優としての新たな一面が垣間見られました。

ディズニーの名作として知られる「ライオン・キング」は、1994年にアニメーション映画として初めて公開されました。その後、2019年には超実写版が製作され、新たな技術で再び多くのファンを魅了しました。今回の「ライオン・キング:ムファサ」は、その物語の前日譚として、若きムファサとスカーの兄弟関係を中心に描かれています。

声と表現の新境地

尾上右近はムファサ役として、その温かさと力強さを声で表現し、観客を物語の世界へと引き込みます。「多幸感のある歌なんで、歌ってて非常に温かい気持ちになれます」と自身の演技について語り、音楽を通じてキャラクターの心情を伝えることの重要性を強調しました。

一方、松田元太が演じるタカは、後に闇落ちしてスカーとなるキャラクターです。松田は「闇落ちをしていくタカのグラデーションも大事に演じました」と述べ、彼の変貌を声で表現することに挑戦しました。サラビ役のMARIA-Eも、松田の声の表現力を絶賛し、「最初はみんなに愛されるキャラからの闇落ちがかっこいい」とコメントしています。

音楽でつながる絆

イベントでは、尾上と松田が劇中で歌う「ブラザー/君たちみたいな兄弟」を披露し、その完璧なハーモニーで会場を感動に包みました。松田は「楽しかったですね。ムファサとタカみたいに、歌う度に(右近との)きずなが強くなっていく」と笑顔を見せ、音楽を通じて深まる友情を象徴するパフォーマンスを披露しました。

このように、映画のテーマである「兄弟の絆」が、現実でも二人の間に形成されている様子は、観客にとっても大きな感動を呼び起こします。まるで兄弟のようにじゃれ合う二人の姿に、同席したMARIA-Eも「仲良いな~」と微笑ましく見守っていました。

新たな挑戦と可能性

歌舞伎俳優として知られる尾上右近は、今回の声優という新たな挑戦を通じて、多くの支持を集めています。彼の声の演技は、これまでのキャリアとは異なる新たな一面をファンに見せるものであり、彼自身も「歌舞伎界の先輩方からも年始に見たよという声を頂いてます」と感激を隠しません。

一方で、松田元太にとっても、タカという複雑なキャラクターを演じることは大きな挑戦でした。「これからの松田元太の人生にとって大きな転換期になるのでは」と尾上がエールを送るように、彼の演技は観客に新たな印象を与え続けています。

声優としての活動を通じて、二人はそれぞれのキャリアに新たな可能性を見出すと同時に、ファンに対しても新たな魅力を提供しています。尾上と松田が見せるこのような成長と挑戦は、今後のエンターテインメント界における彼らの活躍をさらに期待させるものです。

[佐藤 健一]

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